1月17日 相場情報

お客様各位

【1月17日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=147円12銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:37,361.12(-231.86)

※銅LMEセツルメント($/t)
     ①午前売:8280.0(+41.5)
     ②午後売:8251.5

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
     ③銅:3.7665(+0.0265)
     ④金:2026(-20.7)

※WTI原油先物($/bbl)
     ⑤原油 :72.4 (-0.28)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
     ①ロンドン午前:1270円
     ②ロンドン午後:1260円
     ③N.Y. : 1270円

※ニューヨーク為替引値(円)

147.18-147.23(1.45円安-1.45円安)

【1月16日:昨日の状況】

※国内銅建値1260円 (1月16日より+20円)

《マレーシア2》

※マレーシアにある被覆線ナゲット加工会社を訪問しました。

※同社はもともとマレーシア・ジョホールバル地区で被覆線
スクラップのナゲット加工をやっていた会社です。 2018年
末に中国が7類(雑線・雑品)の輸入禁止して以降、世界中か
らマレーシアへの
「荷物」=金属スクラップ7類の流入は増えました。
※同時に、中国大陸で輸入・加工が出来なくなった「業者」
も、一斉にマレーシアやタイに流入し、マレーシアは「荷物」
も多いが「業者」も多い状況が数年続きます。
※その後、中国からの流入業者はマレーシアでの事業継続出
来ず撤退した会社もありますが、同社のようなもともとマレ
ーシアで被覆線スクラップ加工している業者は残っています。

※現在、同社の輸入量(海外→マレーシア)は2019年〜2020
年当時に比べ、3分の1程度まで減っています。
これはあくまでも同社の例です(マレーシア全体の量は不
明)。
※特にその原因を、2018年以前、中国大陸で輸入解体を行な
っていた業者が世界中に飛散し、発生元の国々で直接荷物を
獲得=集荷するようになった為だと考えています。
※日本の状況を思い返してください。
2018年以降、日本で金属スクラップを解体する業者が増えま
したよね?
それは日本だけでなく、東アジア(韓国・台湾)を初め、東
南アジア、西アジア、(恐らく欧米を含む)金属スクラップ
が発生する世界各国で同様の現象が起こっている。
※故に日本だけでなく、世界中で金属スクラップの獲得競争
が起こっている。

※話は少しずれますが、昨年末のコラムで、「日本に中国由
来の金属スクラップ業者が増えたと言うのをやめましょう!
」と書きました。
それは上述の通り、そんなこと言ったって中国業者が世界に
飛散する前の世の中には絶対に戻らない!からです。
※これが本当に覆水盆に返らず(There is no use crying over 
spilt milk)で、一度コップから溢れてしまった牛乳は、絶対
に元には戻らない。
このあと仮に中国が金属スクラップ7類の輸入再開しても、
一度、世界に飛び散ってしまった中国業者は中国には戻らな
いのです。

おまけ:「(昔の世界に)憧れるのをやめましょう!」

※雑線(ヤード持込):【1月16日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】 
   
以上