お客様各位
【1月12日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=132円49銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 33,973.01(+268.91)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8987.0(+220.5)
②午後売 : 9084.0
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 : 4.1545(+0.0875)
④金 : 1874.6(+3)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:77.41(+2.29)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1240円
②ロンドン午後:1250円
③N.Y. : 1260円
※ニューヨーク為替引値(円)
132.45-132.48(0.2円安-0.2円安)
【1月11日:昨日の状況】
※国内銅建値1230円(1月11日より+60円)
《マレーシアレポート①》
※まず、雑品・雑線、日本→海外への輸出の流れを整理
しておきます。
※2018年末に中国が雑品・雑線を輸入禁止して以降、そ
の解体場所が、世界中に散らばりました。 毎月配信し
ている日本からの銅くず輸出統計(財務省)を見れば一
目瞭然で、主にマレーシア・タイ・フィリピン・韓国・
香港、最近だとシンガポールに輸出され、中国の替わり
にこれらの国で解体が行われるようになりました。
※マレーシアは日本からの輸出先としてトップランナー
で、2019年・2020年・2021年前半の3年(phase1)、
その流れは安定していましたが、2021年後半〜現在
(phase2)その様子が変わってきています。
ここからがマレーシアの話になります。
※結論を先に言うと「マレーシアに輸入される雑品・雑
線は(日本からだけでなく)数年前に比べ、だいぶ数量
が減っています。
これは①マレーシア政府が輸入通関を厳しくしたからで
なく、②輸出側の国(例えば日本)の政府が輸出通関を
厳しくしたからでもありません。
(日本の通関事情は、ほんの少し影響あるか?)
※原因は、集荷競争の激化です。
※日本の雑線(雑ナゲット加工)を例に取ると、(A)日本
国内でナゲットを始めた加工業者 V.S. (B)マレーシアで
ナゲットを始めた加工業者、という構造で、(A)日本側が
強力に集荷している為、流れが変わったと言えます。発
生元に近い場所(日本)で、荷物をインターセプトした
感じです。
※さらに、コロナ禍で海上運賃が劇的に上がったことも、
この流れを後押ししました。 仮に(B)マレーシア側のナ
ゲット加工コストが安くても、マレーシアまで運ぶ運賃
が、5倍にも7倍にもなれば、採算面では輸出せずに日本
国内でナゲット加工した方が有利となるわけです。
※現在、加工賃(電気代・ゴミ処理代・人件費)が全て
安い(B)マレーシア側に日本から流れていた雑線は減り、
なぜか?加工賃の高い(A)日本側で解体されているのです。
(つづく)
※添付写真は、荷物が少なくなった現場の様子と、ジョ
ホールバルの街並み。
ジョホールからは、川の対岸数十キロ先、シンガポール
の高層ビルが見える。
※雑線(ヤード持込):【1月11日現在】
【1】ワイヤーハーネス:430円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):400円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):350円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上
【添付ファイル】
- IMG_0059.JPG (47KB)
- IMG_0137.JPG (55KB)
- IMG_0138.JPG (42KB)
- IMG_0164.JPG (30KB)
https://www.mlist.ne.jp/archive/attach/tokyoshigen/f638487189bfcbf396c19d7548cea2a1/2765/