《春節》
【1月27日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円78銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:44,424.25(-140.82)
【1月25日:先週末の状況】
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9218.0(+162)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.29(-0.0095)
④金:2777.3(+14.2)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 74.66(+0.04)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1490円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1520円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.98-156.03(0.07円高-0.03円高)
【1月26日:昨日の状況】
※国内銅建値1480円(1月22日より+10円)
《春節》
※毎年この時期にやってくるのが春節(旧正月)です。
旧暦を基準にしているためグレゴリオ歴では毎年変わ
り、今年は1月28日が大晦日、1月29日が元旦となりま
す。
※この時期、日本のマスコミ各社は馬鹿の一つ覚えで、
一年に一度の大型連休となる中国国内で、里帰りや旅
行のために“○○億人が移動する“なる報道をすると
思います。まあ、それは確かにそうなのでしょうが
「だから何だ」という気もします。(マスコミとして、
ほかに中国を取材し報道することはないのか?と思っ
てしまいます)
※さてこの時期非鉄金属業界は?と言われれば、以前
も一度、コラムで書いたことがあるのですが、「春節
(旧正月)明けは上がる」なる都市伝説的な話題が、
どこからともなく流れてきます。これももはやお約束
(決まりごと)のようなもので、何を根拠に誰が噂を
言い出しているのか?、毎年不思議に思います。つま
り(小生が知る限り)春節(旧正月)明けに銅相場が
上がる根拠はありません。
※おそらく「荷物を買って相場が上がるのを楽しみに
しよう!」という、中間業者(在中・在日の商社やブ
ローカー)が、日本の年末年始に、ピカ線や二号銅を
足元の相場としてはあり得ないような高値を付けて買
ったりすると、それがどんなに少量・スポット取引で
あっても、噂となり巷に広まって行く(いつもの)パ
ターンだと思います。
※そのせいか? 日本の年末年始、特に年明けの賀詞
交換会では「中国の銅が高いのはなぜですか?」とい
う質問を受けました。
※小生が最近気になる中国の話と言えば、やはりトラ
ンプ政権が中国からの荷物の輸入関税を上げて、
中国→アメリカという輸出の流れが変わることであり
ます。(中国のGDPの約3%が対米輸出だというので、
中国経済にとっても重要なファクター)。
※中国の製造メーカーは中国での製造拠点を東南アジ
アに移し、東南アジア→アメリカという輸出構造に変
えることで対処しようとするのだと思います。
※ただの“産地偽装”で、そんなことでいいのか?と
思うのですが・・・(以前、中国産のアサリを熊本に
輸入、熊本の海に一瞬浸して熊本産として出荷してい
た事件を思い出しました)。
※実際、今月マレーシアを訪問した際には、中国・マ
レーシアの両方に工場がある企業がマレーシアの製造
割合を増やしたり、中国資本が新たにマレーシアに進
出してきているという話を聞きました。そのためか?、
マレーシア国内の物価、特に土地は昨年20−30%上昇
しているとのことでした。
以上