1月31日 相場情報

《財務省輸出通関統計12月》

【1月31日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=154円37銭【08:00現在】

※N.Y.ダウ:44,882.13(+168.61)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8975.0(+94)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.288(+0.0275)
 ④金:2823(+53.2)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤ 72.73(+0.11)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1430円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1510円

※ニューヨーク為替引値(円)
154.3-154.31(0.9円高-0.94円高)

【1月30日:昨日の状況】

※国内銅建値1440円(1月28日より-40円)

《財務省輸出通関統計12月》

※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関統計
2024年12月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・真鍮
など銅系スクラップの数量となります。

【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
12月は合計25,988トン(★) 前月31,682トンに比べ、マイナ
ス5,694トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。

2024年
1月:25,631
2月:27,816
3月:40,557
4月:35,128
5月:28,788
6月:26,615
7月:26,603
8月:20,373
9月:20,513
10月:30,781
11月:31,682
12月:25,988 ★

【②国別数量】
※2024年12月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたかの数
量です。( )内は前月の数量比。数量の多い上位国だけ列挙
します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している為、
他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量となります
(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれることになりま
す)。 

1位:中国                   21,881(△5,380)
2位:マレーシア  2,053       (△94)
3位:韓国             712      (+154)
4位:タイ                     608    (△520)

【③コメント】
※前回11月の財務省輸出通関統計から小生がコメントとして唱
え始めている、『銅スクラップ輸出量、ただ単に相場に比例す
る説』を改めて実証するような結果でした。つまり銅相場が上
がると輸出は増える、銅相場が下がると輸出が減る。
※2024年12月の数字は、11月に比べ相当量減っています。銅
相場と言えば?「下げ」。
※9月中旬から上昇、10月・11月は建値1400円台で推移してい
ましたが、12月2日に直近の底値1390円を付けています。12月
は暴落ではありませんが、低調ではありました。
※やはり輸出に関わる商社・ブローカーが相場の上げ目にイケ
イケで輸出し、ピークを越えると途端に大人しくなる。ただそ
れだけ。
※もちろん、輸出取引に関わらず、日本国内の取引も同様で、
皆様が限界までの高値で買っている荷物が、その後相場が下が
ったばかりでは売値が合わず、在庫せざるを得ない。故に取引
が低調になると言う話でした。

以上