《輸出が増加するときは・・・》
【1月8日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=158円14銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ: 42,528.36(-178.20)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8886.0(-7.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.1605(+0.0335)
④金:2656.7(+18.3)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤74.25(+0.69)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1450円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. : 1500円
※ニューヨーク為替引値(円)
158.02-158.07(0.42円安-0.42円安)
【1月7日:昨日の状況】
※国内銅建値1430円(1月6日より-10円)
《輸出が増加するときは・・・》
※昨年末送付した、銅スクラップの財務省輸出統計(11月)
について、コラム中、コメントした内容を以下、そのまま
掲載します。(年末だったので軽く流しましたが、もう一
度、復習しておきます)
※(引用)
『年間の銅スクラップ輸出推移について、2024年の(日本
→海外)輸出量の特徴は以下★
★3月、4月が多い。
★5月がピークで、5月に比べ6月、7月が少し減る。
★8月、9月が底。
★10月、11月と少し増える。』
※さて添付した日本電線工業会(JCMA)調べの国内銅建
値(月平均)推移表の中に、『〈月平均〉国内銅建値推移
-12か月-』という折れ線グラフがあります。
※この折れ線グラフの動きを見ると、上述した日本→海外
(概ね中国)への輸出を表す動きと特徴(★)が極めて酷
似していることがわかります。
※これら二つの推移は『銅相場が上がると輸出が増える』
という事実を非常にわかり易く示しています。
※つまり中国国家や、中国国内需要家が、荷物を欲しがる
がために日本→中国への輸出が増えるというよりも、ただ、
単に(在日・在中問わず)中華系のプレーヤーが
(1)相場上昇時に、相場上昇益を授かろうと“無駄に”買い
を入れていること、逆に、
(2)相場が下落するとマーケットから逃げるという、極めて
単純な動きをしていることを表しているのです。
※兼ねてから考えていたことであるのですが、“そもそも中
華系プレーヤー、大して何も考えてない説“です。
※日本のプレーヤーや新聞記者は、a中国通関制度が変わっ
た、b中国の不動産市況が下落した、c為替が円安(円高)、
d習近平が○○と言った、
→ だ・か・ら、○○になった、などと、銅スクラップの輸
出量増減に、因果関係を求め太がります。
※ところが小生が常日頃感じている肌感では、(世界中の)
中華系プレーヤー全般『あいつら、な〜〜〜んにも考えて
ねー』というのが率直な印象です。
(注意:私観)
※先月上がり、今月上がったから→来月も上がりそう=買
う
※先月下がり、今月下がったから→来月も下がりそう=買
わない
※あまりにアホっぽい考えではあるのですが、輸出量と相
場の関係を見ると、あながち否定できないです。
https://www.jcma2.jp/files/toukei/dou/dousouba.pdf