お客様各位
【10月6日：今朝の状況】
※為替（ドル/円）ドル=148円41銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ：33,119.57(-9.98)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売：7812.5(-98)
②午後売：7834.0
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅：3.547(-0.037)
④金：1816.6(-1.9)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油 : 82.31(-1.91)
※本日時点予想計算値：国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前：1210円
②ロンドン午後：1210円
③N.Y. : 1210円
※ニューヨーク為替引値(円)
148.5-148.52(0.62円高-0.61円高)
【10月5日：昨日の状況】
※国内銅建値1240円 (10月4日より-40円)
《財務省・輸出通関統計 8月》
※月一恒例、日刊市況通信社より提供頂きます、財務省
の輸出通関統計2023年8月の速報です。
日本から海外へ輸出される銅・真鍮など銅系スクラップ
の数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
8月は合計30,213（★） 前月34,097トンに比べ、マイナ
ス3,884トンでした。 過去1年間の推移は以下の通りです。
（下に行くほど新しい情報です）
2022年
9月：25,566
10月：25,416
11月：30,689
12月：27,966
2023年
1月：15,503
2月：24,747
3月：36,182
4月：30,205
5月：30,687
6月：30,056
7月：34,097
8月：30,213 ★
【②国別数量】
※2023年8月の一カ月間に日本→どの国に輸出されたか
の数量です。（ ）内は前月の数量比。
数量の多い上位国だけを列挙します。
中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止して尚、い
る為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数
量となります（裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含ま
れることになります）。
1位：中国 23,456（△2,103）
2位：マレーシア 3,374（△198）
3位：タイ 1,359（△819）
4位：韓国 1,236（△320）
5位：香港 262（+103）
6位：台湾 230（△406）
7位：シンガポール 215（△79）
【コメント】
※特に目立った点はなく「輸出量は安定の3万トン」
「とにかく4分の3は中国」という感じです。
むしろ中国向けが”8割弱”と言っていいでしょう。
※中国には解体・選別後の銅・真鍮しか入らないので、
実質「メーカー炉前材」です。つまり日本の解体・選
別業者が中国メーカーの為に炉前材をせっせと作って
輸出してあげている構造。
※裏を返すと、日本国内には解体・選別をしたところ
で使い切れる銅・真鍮メーカー（需要家）がないこと
になります。
※広い意味では日本どころか台湾、韓国、東南アジア
全域に、そんなに大きな需要がない。
※おまけ
一時期、シンガポール向け輸出が増えてますとコメン
トしたのですが、最近の数字を見ると停滞気味。やは
り、誰かがトライしてはみたが、続かなかったのでは？
と予想しています（意地悪な意見）。
※予告
今週は國慶節連休中の中国にいました。来週、レポー
トを配信します。
※雑線（ヤード持込）：【10月5日現在】
【１】ワイヤーハーネス：450円前後
【２】雑線エフケーブル（VVF）：430円前後
【３】雑線・一般（42ー43％）：360円前後
【４】雑線B ：260-290円
【５】家電線：付き物を取り売買可
【注意１：参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意２：大口＝約10トン】
以上