《中国の経済状況》
【10月11日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=148円60銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,454.12 (-57.88)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9507.0(-43)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.385(+0.03)
④金:2620.6(+14.6)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤75.85(+2.61)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1460円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. : 1490円
※ニューヨーク為替引値(円)
148.56-148.58(0.73円高-0.73円高)
【10月10日:昨日の状況】
※国内銅建値1470円(10月10日より-30円)
《中国の経済状況》
中国国家発展改革委員会(発改委)の鄭柵潔主任は8日、北京での
会見で、通年の経済および社会的発展目標の達成に「十分自信が
ある」と述べた。しかし強力な財政措置を打ち出さなかったこと
に市場では失望感が広がった。
9月下旬以降に当局が発表した一連の景気刺激策を巡る期待から中
国株式市場は上昇しており、国慶節(建国記念日)の大型連休明
け8日には主要指数が一時2年ぶりの高値を付けた。だが発改委が
詳細を明らかにしなかったため急速に上げ幅を縮小。香港市場は
景気刺激策への期待が後退したため急落した。(以下省略)
《北京 8日 ロイター》
※中国に出張する機会があるため「中国の経済はどうですか?」
と聞かれることがあります。その場合「まあ、それほど良くない
状況がダラダラと続くが、大崩壊や大暴落もないと思います」と
答えています。
※日本で中国経済に関する報道を見ていると、土地や株の価格が
暴落して、中国経済が大崩壊するかもしれないと、少し脅かされ
ているような印象を受けます。
※ですが現地に言ってみると一般の方の生活は全く穏やかで、極
めて普通です(広東省仏山市では、相変わらず、平日も、朝から
のんびり皆で飲茶を楽しんでいます)。
※広東省コラムのときにも書きましたが、(マッサージ指数を見
ると)この10年ほど物価・人件費の上昇感はなく安定しています。
※お金持ちも、一般の人も株価や土地価格のピーク時より、資産
は減っているかもしれませんが、20年前、30年前と比べればとて
も裕福になっている為、大きな不満があるようには見えません。
※あえてわかりやすく言うと、30年前100万円の資産があった人
が、仕事を頑張り、手持ちの株価や土地価格も上昇したので、5年
前には2,000万円にまで資産が増えた。ここ数年の景気低迷でそれ
が1800万円に迄、1割目減りしたが、30年前に比べれば今は幸せ
だ。となります。
あくまで小生の雑感です。
補足:少し可哀想だと思うのは、中国の若者に対してです。毎年
全国で、1,000万人超が大学を卒業をしますが、新卒生に就職先が
なかったり、若者は希望する職に就けないと聞きます。
これはバブルが崩壊した後の日本で、1995年〜1998年が就職氷河
期と言われていた状況に酷似しています。景気が悪くなると企業
は採用を控える為、職業経験のない社会的弱者である新卒生が、
最初に影響を受けます。
以上