10月18日 相場情報

《絶対評価と相対評価》

【10月18日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=150円23銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:43,239.05 (+161.35)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9380.0(-109)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.2865(-0.045)
 ④金:2691.0(+17)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤70.67(+0.28)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1460円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1470円

※ニューヨーク為替引値(円)
150.2-150.22(0.58円安-0.57円安)

【10月17日:昨日の状況】

※国内銅建値1450円(10月16日より-20円)

《絶対評価と相対評価》

※先日、取引先銀行の支店長が、表敬訪問のため弊社を訪れ
ました(正直、表敬訪問自体の目的がよくわからないのです
が、断る理由もないので受けました)。
※今日は銀行の悪口ではなく、その際に出た、給与に関する
話です。

※なんでも銀行では200人採用しようが、300人採用しよう
が、新卒で入社した若者の3割が3年以内に辞めるというのが
定説としてあるそうです。

※そもそもどうして若者が会社を辞めるのだろうかを考えて
みました。 
結論:小生は、単にJTC(Japan Traditional Company)の
「報酬に差を付けない慣習が良くない」ことが理由だと考え
ています。
※日本企業でも特に大手・特にJTCになるほど、年次が進ん
でも同期で入社した人同士の給与所得差はつきにくいです。
優秀な人(a)と優秀でない人(b)の給与所得差は、大してあり
ません。
※例えば200人採用された新卒同期の銀行員が、30歳になっ
たときに優秀な人(a)の年収が1,000万だとして、優秀でない
人(b)が700万とか500万とかいうことはなくて、せいぜい差
がついても100万以内ではないでしょうか。

※(a)優秀な人の気持ちになってみると、ほかの大手他銀行
や外資系企業に自分が就職していたら1,500万貰えるたはず
なのに1,000万なんて安いといって、怒るでしょうか? 
※そうではなくて俺は1,000万で満足しているが《絶対評価》
、同期200人中成績のビリのあいつが950万貰っていること
が許せない《相対評価》と思うのではないでしょうか?

※日系企業は、従業員の報酬体系に出来高性を取り入れたり、
従業員にインセンティブを持たせることが苦手です。(なぜ
だか)
※銀行に入るような若者は、そこそこ自分に自信があって銀
行に入行してみたが、大してできないやつも同じ給与か?と
幻滅して会社を辞めていくのではないでしょうか?

おまけ
※この話を逆手に取ると、給与の高い銀行に入り、なるべく
働かない方が「得」ということになります。 日本の企業は
解雇規制が厳しく、余程のことがない限り会社をクビになる
ことはありません(コイズミ君が解雇規制緩和を唱えました
が、やり方がまずく議論自体が消えてしまった)。
優秀でない人の立場になってみると、200人中ビリの成績で
も、成績トップの同期と大して差がつかないですから、上司
から叱られようがテキトーに働き、銀行にしがみつくのが一
番お得です。

以上