10月3日 相場情報

《消費税還付金を巡る陰謀論》

【10月3日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=146円48銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:42,196.52(+39.55)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9882.5(+141.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.596(+0.0605)
 ④金:2647.1(-20.2)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤70.1(+0.27)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1500円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1530円

※ニューヨーク為替引値(円)
146.46-146.47(2.9円安-2.89円安)

【10月2日:昨日の状況】

※国内銅建値1450円(9月26日より+50円)

《消費税還付金を巡る陰謀論》

※先日、消費税還付金に関する質問をお客様から受けたので、
その情報をコラムに掲載しておきます。
※例えば
日本にある商社:A社 
A社の仕入先:B社 
A社の売り先:C社
※敢えて分かりやすく、A社はB社から1コンテナ2,000万円
の銅ナゲットを仕入れ、中国の港到着でC社に2,100万円で売
るとします。
※この場合、A社は、B社に消費税10%を含めた2,200万円を
支払いますが、海外の会社であるC社には消費税10%を上乗
せし2,310万円を請求できません。海外の会社に日本の消費
税は関係ない為です。
※日本国政府は、この輸出取引に該当する仕入れ代金2,200
万円の内、消費税200万円については、A社があとで申請す
ると返してくれます。これが消費税還付金です。

※輸出をするA社は、別に得も損もせず、ただ多く払ってし
まった消費税が、後で返ってくる、“だけの話”。
※ここで消費税還付金を分かっていない陰謀論者は、A社は
国から200万ももらっているなる『謎論』を展開しますが、
上述の通り消費税の「貰い」も「払い」もないのでチャラ。
得も損もしません。

※むしろ、毎月毎月、消費税還付金を国に請求しても、直ぐ
に貰えるわけではなく、立て替え期間の資金負担が、ものす
ごいデメリットです。

※例えば、弊社の場合毎月3,000万円くらいの消費税還付金
を申請し、それが入ってくるのは3ヶ月から4か月先です。
9月1か月分の消費税還付金を10月に申請したら、入ってく
るのは早くて12月末くらいになります。
※もし、毎月輸出をし続けると、3,000万円X4か月は、常に
国に預けている風になります(輸出事業を止めるまで、永
久に返ってこない)

※但し、国はこの還付金立て替え期間、足元の金利を考慮し
た消費税還付加算金という金利を付けてくれます。この金利
は情勢により変動しますが、市中金利より「少し」良い程度
です。今だと、多分年利で0.5-1%くらいではないかと思いま
す。

※するとまた陰謀論者は、還付加算金で儲けてるだろ!と唱
えますが、うちレベルで、毎月の消費税還付金が3,000万、
加算金は、年利1%で計算し年間に30万。4ヶ月立て替えたと
して、4/12ヶ月=10万円くらいの話です。一カ月当たり当た
りの還付加算金=金利が10万円です。
※この金額は弊社の商売のボリュームからすれば極めて小さ
いもので、市中金利より少し高いからと言って、そのために
わざわざ輸出取引を、増やすようなことはしません。しても
意味がありません。

※上述しましたが、1億円以上を常に国に対して立て替える
(常に入ってこない)分、資金負担の方が大きく、還付加算
金のメリットより、立て替えるデメリットの方が大きいです。
陰謀論者の方、以上を熟読の上、反論下さい!
必ず論破します。

※雑線(ヤード持込):【10月2日現在】
【1】ワイヤーハーネス:490円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):470円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):400円前後
【4】雑線B:280-310円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上