《財務省輸出通関統計9月》
【10月31日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=153円30銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,141.54 (-91.51)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9356.0(-75)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.3275(-0.0085)
④金:2788.5(+19.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.61(+1.4)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1480円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1510円
※ニューヨーク為替引値(円)
153.41-153.43(0.06円安-0.06円安)
【10月30日:昨日の状況】
※国内銅建値1490円(10月29日より+10円)
《財務省輸出通関統計9月》
※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関
統計2024年9月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・
真鍮など銅系スクラップの数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
9月は合計20,513トン(★) 前月20,373トンに比べ、
プラス140トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。
2023年
10月:32,005
11月:36,780
12月:40,562
2024年
1月:25,631
2月:27,816
3月:40,557
4月:35,128
5月:28,788
6月:26,615
7月:26,603
8月:20,373
9月:20,513 ★
【②国別数量】
※2024年9月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたかの
数量です。( )内は前月の数量比。数量の多い上位国だ
け列挙します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している
為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量と
なります(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれるこ
とになります)。
1位:中国 16,450(+1,480)
2位:マレーシア 1,713(△1,479)
3位:韓国 944(+55)
4位:タイ 808(+144)
【③コメント】
※9月も8月に続き輸出全ての量が低調です。
※8月は、盆休みで営業日が少なかったこと、今年特にひ
どかった暑さのため解体が進まなかったことを輸出量低調
の理由にしておりましたが、9月はそういうこともありま
せん(例年に比べ暑いも解体が進まないレベルではない)。
※発生自体が悪かったこともさることながら、所詮、銅ス
クラップの輸出は、国内需要家に納入しきれなかった荷物
の『調整弁』であり、国内需要家が荷物を順調に購入すれ
ば輸出は減るということだと思います(市況通信社記者
談)。
※先月も触れましたが、今年の春先に比べ足元、国際価格
と比べた中国需要家の買値水準が安いことも影響があると
思います。
※今となっては春先3月、4月の中国向け輸出ドライブは、
銅相場が高騰したときの「中国人あるある」で、ただ上が
りそうだから買い続けていた、だけ、な気もしてきます。
つまり恒常的に中国需要家の買値が高いわけではなく、単
に上昇相場に興奮して買いを入れていた、だけ。
※とすると、銅相場の急騰がないここ数か月が、日本→海
外への輸出量の平均的な実力ということか?
以上