《指定可燃物》
【10月9日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=148円24銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,080.37 (+126.13)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9619.0(-197.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.412(-0.107)
④金:2615.0(-29.8)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤73.57(-3.57)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1480円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1490円
※ニューヨーク為替引値(円)
148.19-148.2(0.01円安-0.01円安)
【10月8日:昨日の状況】
※国内銅建値1500円(10月8日より-10円)
《指定可燃物》
※指定可燃物とは、わら製品、木毛その他の物品で火災が発生
した場合にその拡大が速やかであり、又は消火の活動が著しく
困難となるものとして政令で定めるもの (消防法第9条の4) で
す。
指定可燃物の品目や数量は政令(危険物の取扱に関する政令)
に、貯蔵や取扱いに関する基準は条例(市町村条例)に定めら
れています。
『科研テック:サイトより抜粋
https://www.kakentech.co.jp/trouble/shiteikanenbutsu/』
※昨日は千葉の関連会社を所轄する消防署を訪れ、この指定可
燃物について侃々諤々(★注)の議論をして参りました。
※指定可燃物には様々な種類があり、上述のわら・木毛だけで
なく、綿花類は200㎏以上、糸類は1,000㎏以上、石炭は10,000
㎏以上、などなど、様々な物と届け出が必要な数量が決められ
ています(添付URL参照)。
※弊社が電線スクラップを加工した後に発生する被覆材(主に
PVCとPE)が、合成樹脂類として指定可燃物に該当するので、
3,000㎏以上を保管する場合、消防署に届け出が必要となると
のことでした。
※問題は(=小生がかみついたのは)、ここからです。
※被覆材が指定可燃物に該当するのはいいのですが、加工する
前の電線スクラップも指定可燃物だ!と指摘されたので、『は
あああああ~?(何、言ってんだ!?)』となりました。
※消防署側の主張は、当初、「少しでも指定可燃物が付いてい
る物は、全て指定可燃物だ!と言うので、(80%:銅+20%:
被覆材)の電線スクラップも指定可燃物、極論、ピカ線は
(99.9%:銅+0.1%:被覆材)の電線スクラップでも、僅か
1%の被覆材が残っていても指定可燃物ということになる。そ
れはおかしい!
※そんなこと言ったら、ビス付きサッシに1グラムでもゴムが
残っていたら指定可燃物となり、日本中の金属スクラップ屋は、
指定可燃物の届け出を消防署に提出する必要となります。
※この議論の結末は、消防署側が「少しでも付いていれば」と
いう点を「主たる部分が」という解釈に変えたため、電線スク
ラップは指定可燃物ではないということになりました。
おまけ:(★注)侃々諤々
侃々諤々(かんかんがくがく)をネットで検索すると、「正し
いと思うことを堂々と主張するさま。また、盛んに議論するさ
ま」と出てきます。 似たような四字熟語で、喧々囂々(けん
けんごうごう)「大勢の人がやかましく騒ぎたてるさま」があ
ります。小生は、「けんけん・がくがく」と間違えて覚えてお
りました。今回のコラムで知識を整理することが出来ました。
以上
★被覆線スクラップ単価の価格提示を止めることとしました。
価格を知りたい方は弊社まで個別に連絡下さいますよう、お願
い申し上げます。