お客様各位
【10月8日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=111円62銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 34,755(+338)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9177(+81)
②午後売: 9211.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.251(+0.094)
④金: 1757.9(-2.6)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:78.3(+0.87)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1070円
②ロンドン午後:1080円
③N.Y. : 1100円
※ニューヨーク為替引値(円)
111.59-111.62(0.18円安-0.18円安)
【10月7日:昨日の状況】
※国内銅建値1070円(10月5日より+30円)
《自然な高値・不自然な高値》
※ここ数ヶ月、国内、銅系スクラップは“玉不足
(タマぶそく)”で、その結果、価格はLME比で見る
と、荷余りのときに比べ高い状況にあります。
※皆さま、荷余りのときの価格水準は、喉元過ぎれば
熱さ忘るるで、すっかり忘れてしまいます。
単価を決める計算式「LME X ◯◯%」の◯◯の部分
が、荷余りのときに比べて、現在は高いのだという話
です。
※国内メーカーに長期契約を決めている納入業者
(商社・問屋)が、この先の荷物確保に懸命で、高い
価格水準でも荷物を確保する為、市中価格が上がる
構造だと思います。
※この荷余り・荷不足のときに、LME比で計算式が
変わるのは、言わば需給バランスの自然な調整です。
高値が出ているのは「自然な高値」です。
※一方で、気になる高値=「不自然な高値」が聞かれ
ます。
出ました!!
“雑線何でも◯◯円”とか、“ハーネス何でも〇〇円”と
いう、市場買い占め戦略を取る会社が付ける高値
です。
※これは同業他社より高値で集めれば、市場を占有
出来ると、資金を注ぎ込み、無茶な集荷を行う手法を
取った為に出てくる不自然な高値です。
※大抵は、中国大陸の資金がバックにあるのですが、
こうした高値は、継続したのを見たことない。
どこかでフェードアウトします。
※つまりその会社が潰れます。
※銅が国際市場商品で、銅スクラップがLME電気銅
以上の価格が出ないことを考えると、銅系スクラップ
の価格には自ずと限界があります。
(1g=7,000円の純金を、10,000円で買う人は世界中
に1人もいません。)
※玉不足から何でも高くていいと、荒っぽくなりがち
ですが、自然な高値と不自然な高値を見極める必要が
あると思います。
※雑線(ヤード持込):【10月7日現在】
【1】ワイヤーハーネス:390円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):350円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-240円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上