《遵法意識》
【11月14日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=154円65銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:43,958.19 (+47.21)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8969.0(-36)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.066(-0.0535)
④金:2580.8(-19.2)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.43(+0.31)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1440円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1440円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.45-155.47(0.85円安-0.83円安)
【11月13日:昨日の状況】
※国内銅建値1440円(11月13日より-30円)
《遵法意識》
※以前、本コラムでも紹介したことがあるのですが、中国にある
中国客先を訪問していると、そもそもの遵法意識が日本と異なる
と感じることがあります。
※7類(雑線・雑品)が中国に輸入できていた頃、特に、コンテ
ナに何種類もの荷物が合積みできていた頃の話です。
※一般的に中国にスクラップを輸入する際には、中国の輸入者
(=金属スクラップ買い手)は、乙仲業者(税関に対して通関申
告をする業者)に依頼して輸入通関を行います。これは日本も中
国も、同じです。
※日本と異なるのは、かつて通関時の納税方法が未整備で曖昧で
あったために、税関と乙仲業者が交渉で納税金額を決めていたこ
と(のようです)。
※例えば、①モーター10t、②雑線15tを詰め合わせると、それぞ
れアイテムの税額が異なるため、申告の仕方次第で、輸入者が中
国税関に納付する税金が大きく異なる。その“申告“=実質“交渉“
を乙仲業者が担当していました。
※結果として1コンテナの納税額が50万円だったり100万円だっ
たり、申告の仕方次第で変わってくるという事態があった(よう
です)。
※その後、コンテナの合積みが出来なくなり、この節税(脱税?)
方法は全く出来なくなったのですが、中国政府は厳格で過去に遡
って乙仲業者の節税(脱税?)行為を訴追し始めました。
※ここからが本題。
※ある知り合いの乙仲業者社長は、1年間に200本のコンテナを輸
入通関申告し、1コンテナ当たり50万円節税(脱税?)し、年間1
億円の利益を得ていた。それを4年間続けていたのだから、4億円
を追徴課税するということになりました。
※で、その社長、5年だか?10年だか?刑務所に入るか、4億円払
うか?の選択を迫られ、迷わず刑務所を選んでいました。恐らく、
法律を守らないことよりも、商売(というか節税、というか脱税
?)で得た利益を、国に払うことが許せないのでしょう。
※法令遵守意識が日本とは異なるなあと思いました。
※もちろん、あくまで一例で、中国人口13億人の方々が同じ意識
であるのかは分かりませんが、昨今、中国から日本に来て金属ス
クラップ業をしている会社を見ていると、同じく、遵法クソ喰ら
えと思っているように見えます。それより利益、利益?
おまけ
もしかすると「お前の親父牢屋はいった〜」と冷やかされるより
「お前の親父税金払った〜」と言われた方が、子供は恥ずかしか
ったりするのか?《注意 諸説あり》
以上