《雑ナゲットの生産量予想(下)》
【11月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=154円53銭【08:32現在】
※N.Y.ダウ:43,389.60 (-55.39)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8859.5(-195.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.108(+0.057)
④金:2610.6(+44.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤69.16(+2.14)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1420円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1450円
※ニューヨーク為替引値(円)
154.65-154.67(0.31円安-0.32円安)
【11月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1420円(11月18日より-20円)
《雑ナゲットの生産量予想(下)》
(つづき)
※中国が7類(雑品・雑線)の輸入禁止を実施した2018年末まで、
財務省の輸出通関統計を見ると、銅くずが毎月約3万トン出てい
たので、その3分の1を真鍮だと仮定すると、雑線は毎月20,000ト
ン輸出されていたことになります。(バルク船に載せられてい
た雑線は考慮しません)
※2024年現在、日本からの銅くず輸出量を、同じように財務省
の輸出通関統計で見ると、マレーシア向けに約3,000トン、タイ・
香港・韓国・その他の国を合わせても4,000トンもありません。
※中国向けには、銅くずが大量に輸出されていますが、7類(雑
品・雑線)は中国輸入通関が出来ないので、ここに雑線は1トン
も含まれていません(たまに、一部の特別な会社は輸入が出来る
という陰謀論を唱える人がいますが、中国通関で、雑線の輸入は
絶対不可能)。
※かつての輸出量20,000トンから現在の輸出量4,000トンを引い
た、16,000トンの雑線が、理論上、日本国内で雑ナゲット加工さ
れているというのが、今回コラムの結論です。
※2018年末以降、日本国内で(主に中国の機械を使った)雑線
加工を始める会社が急増しました。その中で、雑線を大量に加工
する会社は、1社で3,000トン加工するもあります。
加工する量と会社の数を想像していみます。
3,000t 加工する会社 X1社 =3,000t
2,000t 加工する会社 X2社 =4,000t
1,000t 加工する会社 X3社 =3,000t
500t 加工する会社 X8社 =4,000t
100t 加工する会社 X20社 =2,000t
これで、合計16,000t となります。全ての会社を把握しているわ
けではありませんが、概ね、このようなイメージだと思います。
※尚、雑線の平均歩留まりを40%とすると、16,000X40%=
6,400トンの銅ナゲット(雑ナゲット中心であるも赤ナゲットも
含む)が出来上がることになります。この殆ど全量が、中国に輸
出されていて、毎月輸出統計に出てくる中国向け銅くず15,000ト
ン〜20,000トンに含まれていることになります。
※全て小生の想像なので、「根拠は?」とか言わないようにして
ください。
(おわり)
以上