お客様各位
【11月2日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=148円18銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 32,653.20(-79.75)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 7745.0(+220)
②午後売 : 7708.0
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 : 3.5095(+0.096)
④金 : 1645(+9.1)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:88.37(+1.84)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1200円
②ロンドン午後:1190円
③N.Y. : 1190円
※ニューヨーク為替引値(円)
148.28-148.31(0.43円高-0.43円高)
【11月1日:昨日の状況】
※国内銅建値1170円(11月1日より-30円)
《続・雑線取り合いの原因は》
※昨今、日本国内でナゲット加工設備を導入した業者が
多いことが、雑線取り合い“激化”原因の一つと予想され
るというのが昨日の話でした。
※人も機械も入れてしまって、材料がないから、人が暇
にしていたり、機械が動いていなかったら困るから、高
い価格だと分かっていても、仕方なく雑線を買ってしま
うという話です。
※今日は雑線を高値で買う人(社長)の心理を、更に補
足します。
※雑線を加工し出来上がった雑ナゲットの価格が、仮に
1,000円/KGだとします(分かりやすく)。
雑線銅分40%の理論上売買価格は、
「1,000円Ⅹ歩留まり40%△加工賃」で表すことができ、
加工賃を50円とすれば、350円/KGとなります。
【1,000Ⅹ40%△50=350】
※つまり350円/KGで売買するのが、雑ナゲット価格
1,000円/KGのときの雑線の“妥当な価格”で、もしそれ
以上の高値で買うと、加工賃を算出できなくなる=赤字
になることになります。
※ところが、もし350円ではなく(+10円=加工賃が算出
できない価格である)360円で雑線を買っても、将来、
銅相場が上がり、雑ナゲット価格が1,000円から1,025円
に上がれば、加工賃を算出することが出来ます。
【(360+50)÷40%=1,025 】
※つまり相場リスクはあるものの、理論値より高く材料
の雑線を買ってしまっても、将来、相場が上がりさえす
れば、加工賃を確保することが出来るので、「材料の買
値が高くても=“負け”が確定したわけではない」と、
考えることが出来るのです。
※加工期間があることもあり、雑線を高値で買っても、
相場が上がる頃に雑ナゲットを売ればいい=採算が合
うという安易な考えから、目先の人と機械を動かすこ
とに主眼を置いてしまうという心理なのです。
※雑線(ヤード持込):【11月1日現在】
【1】ワイヤーハーネス:430円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):400円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上