《大老板:ダー・ラオバン》
【11月21日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円30銭【08:32現在】
※N.Y.ダウ:43,408.47 (+139.53)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9022.0(+102.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.1435(+0.0135)
④金:2648.2(+21.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.75(-0.64)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1450円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1470円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.43-155.44(0.78円安-0.78円安)
【11月20日:昨日の状況】
※国内銅建値1440円(11月20日より+20円)
《大老板:ダー・ラオバン》
※来日中の中国銅製錬会社社長を弊社工場に案内し、その際
いろいろな情報交換ができました。
同社は、広西省(中国南部:省都/南寧 ベトナムと隣接)
に拠点を置く鉛・亜鉛の製錬メーカーで、2019年から新たに
銅の製錬も始め、現在、年間60万トンの電気銅を作っていま
す。
※それでも原料調達が希望通りにはいっておらず、工場の稼
働率が未だ50%程度だと仰ってました。
※この会社の老板(lao ban:ボス・社長)、まだ61歳で、
自ら起業されてから僅か40年ほどで、従業員6,000人の会社
を作り上げました。
※電気銅60万トンということは、日本の電気銅総生産量約
150万トンの、三分の一以上を1社で担っている計算です。
※弊社は中国企業との取引が多いため、小生は、ほかにも大
のつく老板を沢山存じ上げますが、ちょっとこの老板は別格
という気がします。 あまりにレベルが大きいので、それだ
け大きい会社を作るのに何かコツはありますか?と聞いたと
ころ、矢継ぎ早に4つの点を挙げておられました。
①中国改革解放政策の波に乗れた
②人の話を良く聞き、良い点は何でも会社に取り入れた
③会社で悪い部分を修正した
④とにかく努力を止めなかった
※特に感心したのは⓶の人の話を聞く姿勢で、小生が日本の
銅スクラップ事情について説明すると、とにかく熱心に耳を
傾けていました。
※今までお会いしてきた中国の会社社長方々は、会社が大き
ければ大きいほど、偉ぶっている方が多かったのですが、そ
うした雰囲気が全くない、極めて謙虚な老板でした。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
【お知らせ】11/25月〜28木、コラムお休みします。
以上