《財務省輸出通関統計10月》
【11月29日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=151円10銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:44,722.06 (-138.25)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8850.5(-47)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 休場(感謝祭)
④金:休場(感謝祭)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.72(-0.05)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1390円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :休場
※ニューヨーク為替引値(円)
151.53-151.56(0.43円安-0.43円安)
【11月28日:昨日の状況】
※国内銅建値1410円(11月25日より-30円)
《財務省輸出通関統計10月》
※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関統計
2024年10月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・真鍮な
ど銅系スクラップの数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
10月は合計30,781トン(★) 前月20,513トンに比べ、プラス
10,268トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。
2023年
11月:36,780
12月:40,562
2024年
1月:25,631
2月:27,816
3月:40,557
4月:35,128
5月:28,788
6月:26,615
7月:26,603
8月:20,373
9月:20,513
10月:30,781 ★
【②国別数量】
※2024年10月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたかの数
量です。( )内は前月の数量比。数量の多い上位国だけ列挙
します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している為、
他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量となります
(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれることになりま
す)。
1位:中国 25,219(+8,769)
2位:マレーシア 3,036(+1,323)
3位:タイ 1,011(+203)
4位:韓国 750(△194)
【③コメント】
※ここ数か月、特に、8月、9月と低迷していた輸出総量が増加
しました。
※輸出総量が3万トンを回復したのは、今年の四月以来です。
※概ね輸出量の8割は中国向けなので、10月の中国向け数量が
25,000トン程度であったことは想定通り。
※問題は、増加した理由ですが、9月に比べ、10月に銅相場が上
昇したことくらいしか、理由が思いつきません。
※ただ、現在、日本国内は荷物の取り合い・奪い合いが、かつ
てないほど激化しています。「(今の相場で)採算が合わない
けど荷物を買っておこう!」と採算度外視で買った荷物を、
“相場が上がった瞬間にだけ売る・売れる”という現象の現れ
なのかもしれません。
以上