お客様各位
【11月30日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=113円55銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 35135(+236)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9751(+121)
②午後売: 9655.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.337(+0.0535)
④金: 1782.3(-3.2)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:69.95(+1.8)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1160円
②ロンドン午後:1150円
③N.Y. : 1140円
※ニューヨーク為替引値(円)
113.52-113.54(0.21円安-0.2円安)
【11月29日:昨日の状況】
※国内銅建値 1180円( 11月24日より+30円)
《10月:輸出通関統計 銅・真鍮》
※㈱日刊市況通信社から提供頂く、財務省の輸出通関
統計「10月」。
日本から輸出される銅・真鍮系スクラップの統計数量
について、コメントを付け加えておきます。
【1】ポイント
①中国向けは、銅・真鍮だけで月に2万トン輸出
されていることになります。
リサイクル環境推進部会で話題になりましたが、日本
は、海外から銅スクラップを輸入しています。
輸入している相当量を、日本から輸出せず、国内
製錬・伸銅メーカーが使用出来ないか?と思うところ
です。
②マレーシア向け。
日本輸出通関“分析厳格化”が始まったのが7月、それ
までは毎月1万トン以上の雑品・雑線が日本から輸出
されてましたが、7月=3,962トン、8月=3,554トン
と激減しました。
その後、
9月=5,847トンと戻してきて、10月=6,246トン
でした。
(1)日本の通関トラブル、(2)マレーシアの通関
トラブル、そのリスクを取れると思う輸出者が、輸出
を徐々に戻してきている。
一方で、そのリスクを嫌う会社は、一切輸出せず、
国内転売か国内加工に回している。
二極化しているように感じます。
【2】合計数量
日本→海外への輸出量総合計、10月は31,096トン、
前月9月比+3,636トンでした。
※ この1年間の記録は以下
20年/11月 33,652トン
20年/12月 49,672トン
21年/1月 31,577トン
21年/2月 30,410トン
21年/3月 58,395トン
21年/4月 45,820トン
21年/5月 36,950トン
21年/6月 38,379トン
21年/7月 23,824トン
21年/8月 21,238トン
21年/9月 27,460トン
21年/10月 31,096トン
【3】国別数量上位国。( )は前月比です。
(注:中国は7類=雑品・雑線は輸入禁止。
付き物のないクリーンな物のみの統計)
1位/中国:20,873(+3,091)
2位/マレーシア:6,246(+399)
3位/韓国:1,120(+251)
4位/香港:1,071(△19)
5位/タイ:1,064(+127)
6位/フィリピン:349(+45)
7位/台湾:305(+11)
※雑線(ヤード持込):【11月29日現在】
【1】ワイヤーハーネス:420円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):370円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):340円前後
【4】雑線B :240-270円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上