お客様各位
【12月22日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=114円09銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 35,493(+561)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9521(+115)
②午後売: 9548
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.338(+0.05)
④金: 1787.9(-5.8)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 71.12(+2.89)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1140円
②ロンドン午後:1140円
③N.Y. : 1140円
※ニューヨーク為替引値(円)
114.08-114.11(0.5円安-0.5円安)
【12月21日:昨日の状況】
※国内銅建値 1120円( 12月14日より-20円)
《計算式》
※ 昨日の計算式について補足をしておきます。
例に出した「LME9,500$ X 90% X 銅歩留り50%
△コスト350$ X 為替(1$=113円)」
=443,525/mt
≒444円/kg
※ 「LME9,500$ X 90%」部分は“計算式の頭”と
呼ばれ、銅分100%の製品価格を指しています。
例えば被覆線スクラップをナゲット加工した場合、
計算式の頭は、出来上がりの銅ナゲット価格を指して
います。
※銅ナゲットをベースにして被覆線スクラップの
銅歩留りとその加工賃・運賃などを引いて、電線
スクラップの価格を計算しているわけです。
昨日の計算式の解444円/kgは、被覆線スクラップ
価格で、それを割り出す為の計算式でした。
※さてこの計算式の“頭”=「LME9,500$ X 90%」
は、物の需給により変動するので注意が必要です。
※マーケットに物が不足するとメーカーは買値を上げ
るので、頭の掛け率であるX90%の部分を91%、
92%と上げます。
逆にマーケットに物が余ってくると掛け率を、
89%、88%と下げます。
※つまり計算式自体が物の需給により変わるという
ことです。
※今年のように物不足になると、知らぬ間に計算式の
頭が上がっていて、計算された単価がマーケットに
そぐわないことがあります。
※仕入先と決めていた単価が、いつのまにか
マーケットに比べて割安な計算式となり、仕入先が
物を買えないという事態も起きます。
最悪なのは、弊社の買い単価が安いので、仕入先が
気を使って別の会社に荷物を売っていたという事態
です。
※その為、計算式を使った仕入先との単価交渉は、
常に見直しが必要です。
上述の例の逆で、頭が下がっているのに気づかず、
マーケットより割高な物を買ってしまうこともあり
ます。
※雑線(ヤード持込):【12月21日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):330円前後
【4】雑線B :230-260円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上