《銀行○んでください。Vol.? フルスロットル・下》
【12月24日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=157円14銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:42,906.95 (+66.69)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8838.0(+45)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.023(-0.018)
④金:2612.3(-16.4)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤69.24(-0.22)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1440円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1440円
※ニューヨーク為替引値(円)
157.16-157.21(0.75円安-0.79円安)
【12月23日:昨日の状況】
※国内銅建値1430円(12月19日より+10円)
《銀行○んでください。Vol.? フルスロットル・下》
※さて、年末、クリスマスにまで銀行にかみついておりますが、
昨日の話の続きです。
※本ネタで、小生が問題だと思うのは“銀行員の言い分”です。
※例えば、銀行の取引先メーカー担当者が、2024年の4月1日、
年度初めに自動車を毎月100台、年間1,200台輸出するという年
間計画(予算)を組むとします。
(中長期計画=中計というらしい)
※大企業では、その期(例えば2024年4月1日~2025年の3月31
日)の『為替想定レート』というものを設定します。仮に4月
1日のドル円レートが1ドル=150円だとしたら、その年の計画
(予算)は、ぜ~んぶ為替レートを1ドル=150円を想定して計
画(予算)を決めましょうという社内ルールです。
※メーカー担当者は、4月1日のレートで計画を立てたら「計画
通りに遂行されること」が求められるので、何ヶ月も先までレ
ートを固定できれば、為替が変動しても『担当者としての責任
は逃れられます』
※銀行員が主張している“言い分“は、大企業社内で、担当者が
責任を避けるため“だけ“の提案なのです。
※そもそもこのメーカー、計画を立てる必要があるでしょうか?
※担当者は、①計画通りに遂行されるよう「目標を低く設定す
る」でしょうし、②期中も「計画通りに進むことだけを考えま
す」、当然③「余計なリスクを取らないようにします(リスク
を取らねば利益は得れません)」。
※企業が本来目的とするのは“利益の最大限化“ですが、計画を
たてることで、いつの間にか“計画通りであること自体“が目的
になっていないでしょうか?
※いずれにしても、銀行の外国為替担当者は、そうした大手企
業の“計画のための計画“遂行のために、メーカー担当者に、
「為替を長期固定しませんか?」と提案をして回っているとい
うわけです。(うちには来なくていいです)
(おわり)
以上