お客様各位
【12月15日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=142円09銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:37,248.35(+158.11)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8461.5(+256.5)
②午後売:8498.5
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.8885(+0.1025)
④金:2030.2(+47.9)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤ 71.58(+2.11)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1250円
②ロンドン午後:1260円
③N.Y.: 1270円
※ニューヨーク為替引値(円)
141.87-141.9(1.01円高-0.99円高)
【12月14日:昨日の状況】
※国内銅建値1230円 (12月14日より-20円)
《儲からん!》
※問屋さんからメーカー(銅需要家)に銅系スクラップを
納める場合、一般的に①長期契約(長契)と②スポット契
約、二つの契約方法があります。
※①は予め、来年1月〜3月の3ヶ月間は「納入月建値平均
X ◯◯%」とか「納入前月LME セツルメントave. X TTM
ave. X ◯◯%」など決めておく方法。
※②はその名の通り、デイリーで「今日、いくら!」と提
示する方法。
※メーカーに荷物が足りない(市中に物が少ない)時期
【A】は、スポット価格が高くなる為、問屋は荷物を高く
売れ儲かる。
※ メーカーに荷物が余っている(市中に物が多い)時期
【B】は、長期契約を結んでいた問屋は、市中業者がメー
カー向けほかに物を売りにくく、仕入価格が下がる為儲か
る。
※【A】【B】の時期はそれぞれが不定期に繰り返されま
すが、問屋は①と②の契約方式、ちどちらかを急に切り替
えることは出来ません。
その為問屋は契約方法により、年間を通じて、儲かる時期
と儲からない時期を両方経験することになります。
※逆に言うと①と②どちらの契約方式を選んでいても、
【A】【B】どちらかの時期で、必ず儲かるはずです。理論
上は。
※さて先日、年末の挨拶でお邪魔した問屋の社長様、今年
は、比較的メーカーに荷物が余っている時期【B】である
はずなのに、仕入価格(市中価格)が下がらない。
長期契約を結んでいた問屋が儲ける時期のはずが、全然儲
からん!と嘆いていました。
※原因を中国人業者の増殖、というかもはや大発生、大爆
発、にあると分析されていました。
発生する荷物(金属スクラップ)の量に対して、あまりに
取り扱い業者の数が多い為、異常な取り合いが起きている。
故に市中価格が下がらない。
故に儲からない。
おまけ:
大谷翔平選手がドジャーズと結んだ契約が10年総額7億ド
ル(日本円約1,020億円)であることが話題になりました。
本日12/15日本時間8:00より会見中。
10年約1,000億円だから単純に1年で100億円ということに
なります。以前、弊社の“売上高”が100億円だとコラムに
書いた自分が、ミジンコくらい小さ過ぎて恥ずかしくなり
ます。
むこうは“売上高”ではなく“利益”、それも1人で100億
稼ぐわけです。(実は更にスポンサー契約が、年間50億円
くらいあるとか・・・)
※雑線(ヤード持込):【12月14日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上