12月17日 相場情報

《トランプラリー(★注)》

【12月17日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=154円18銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:43,717.48 (-110.58)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8932.0(-57)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.1435(-0.0055)
 ④金:2651.4(-4.6)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤70.71(-0.58)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1430円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1460円

※ニューヨーク為替引値(円)
154.15-154.17(0.51円安-0.5円安)

【12月16日:昨日の状況】
※国内銅建値1420円(12月13日より-10円)

《トランプラリー(★注)》

※親しいお客様からの通報(笑)です。

※現在、アメリカのshipperと金属スクラップを契約して、
アメリカ→中国向けに荷物を輸出しようとすると、
アメリカー中国の船積期間が40日以上あるため、「トラ
ンプ大統領就任時に荷物の入ったコンテナは洋上にいる
ことになる。」
※その頃、両国間で関税の掛け合いが起こっていた場合
には、コンテナの仕向地を中国以外に変更せざるを得な
い。
※その事態を避ける為、アメリカから荷物を買うのでは
なく、手っ取り早く荷物が手に入るアジア圏をターゲッ
トに買いが入る。結果として競争原理働き、アジア圏の
金属スクラップ価格は上がる。


※上述の理由で本当にアジアの金属スクラップ価格が上
がるかは、わかりません。
※ただ、たしかに前回、2016年の選挙にトランプが勝ち、
大統領就任後、全ての品物に25%関税をかけると言い出
しました。その対抗措置の一環として、アメリカ→中国
に輸出する金属スクラップにも、逆に中国が関税を掛け
たはずです。
※中国には、経常的にアメリカから相当量の銅スクラッ
プ(主にバーチクリフ)や、アルミスクラップ(ゾルバ)
が輸出されています。その荷物がアメリカ産であると、
中国で多額の税金が掛かるとあれば産地を偽装するしか
ありません。
※なにせ金属スクラップの場合、入れ物であるコンテナ
だけ積み替えをしてしまえば、どこのものだか、わか
りゃしないので・・・。正に産地偽装。


※当時沢山話がありましたが、アメリカ→積替え→中国
という荷物、アジア圏(香港・マレーシア・タイ・韓国・
日本)での詰め替え需要は増えると考えています。 


★トランプラリー
2016年11月の米国の大統領選におけるドナルド・トラン
プ氏の勝利をきっかけに、世界の株式相場が上昇基調と
なったこと。同新政権の掲げる減税や財政出動などの政
策期待から米国長期金利が上昇し外国為替市場では円安・
米ドル高が進行、米株式相場の上昇に伴って日本をはじめ
世界の株式相場も上昇した。
《野村証券HP》

以上