お客様各位
【12月9日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=113円70銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 35,755(+35)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9555.5(-91.5)
②午後売: 9606.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.391(+0.053)
④金: 1783.4(+0.8)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:72.36(+0.31)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1140円
②ロンドン午後:1140円
③N.Y. : 1150円
※ニューヨーク為替引値(円)
113.66-113.69(0.09円安-0.09円安)
【12月8日:昨日の状況】
※国内銅建値 1120円( 12月6日より-10円)
《ブローカー》
※先日訪問した客先A社、かつて雑線を相当量扱って
いたが、最近はあまり大量に扱うことに固執してない
とのこと。
※当時、商社やブローカーが、同社向けに荷物を高く
大量に売り付けていた為、結果A社が大量に扱うはめ
になっていたが、その手法に、だいぶ懲りたとの
こと。
今日はその構図を解説。
※例えば、A社の雑線買値価格を350円/KGとします。
※A社は元々,地元の小口、中堅客先から、荷物を
仕入れている分には、せいぜい月に100トン〜200
トンしか雑線の仕入がない。元々その程度の集荷量。
※ところが隣接する県の同じような規模の問屋から
荷物を、ブローカーが仕入れ、A社に買うようoffer
してくる。
※ブローカーは350円/KGの物を350円/KGで他県には
売れないので、横持ち運賃5円+ブローカー口銭5円
を足して360円/KGでA社に売ります。
※買い手A社にしてみると、雑線の品質など,見方に
より1〜2%なぞ、どうにでもなる為(誰も分から
ない為)、贔屓目に見て360円/KGでも買いま
しょう!となる。(★注)
※ブローカーは同じパターンで、やればやるほど
自分の口銭が増える為、B社の他にC社、D社、E社と
次々とofferし、A社の扱い量は直ぐに300トン、500
トン、1,000トンと膨れ上がるという仕組み。
※ちなみに、歩留まりはどうしてもギリギリに
なり、A社は最終的に売り先から大きなクレームを
受けることとなります。
それに懲りたという話でした。
★注 補足
※皆さん考えて下さい!!【重要】
銅クズは現在約1,000円/KGです。
それはつまり雑線の歩留まり1%=10円/KGです。
※雑線の歩留まりの分からないブローカーが、
自分の口銭欲しさに歩留まりを1%高く言えば商売は
成立してしまうのです。
※雑線(ヤード持込):【12月8日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):330円前後
【4】雑線B :230-260円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上