お客様各位
【12月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=142円77銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:37306.02(+0.86)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8423.0(-48)
②午後売:8422.5
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.848(-0.037)
④金:2026.3(+5.2)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油 : 72.47(+1.04)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1250円
②ロンドン午後:1250円
③N.Y. : 1260円
※ニューヨーク為替引値(円)
142.74-142.78(0.59円安-0.6円安)
【12月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1250円 (12月18日より+20円)
《プラスチック再生2.0》
※国内で被覆線くずのナゲット加工を始めて、5年が経ちま
すが、未だ最も難しい課題は、被覆材であるプラスチック
(粉砕後のチップ=以降「破砕チップ」)の処理です。
※粉砕後チップを処理する方法は、簡単にA再生とB廃棄が
あり、A再生の割合を増やしB廃棄の割合を減らすことが
ミッションです。
※特に日本はゴミの処理費用が高いので、なるべくゴミと
して捨てる量(=廃棄)を減らしたい。
※中国やマレーシアでは、被覆線くずのナゲット処理加工
から出る破砕チップは、再生ペレットを作る前に、PVC、
PE、ゴムを分ける作業工程(比重選別)があり、破砕チッ
プ自体の再生割合を上げています。
※この作業工程が、人件費、排水・排ガス処理の都合、日
本では難しく同じ作業を出来ていません。
(日本では被覆線を破砕する前に材質毎に分ける程度で、
破砕後の比重選別は、一部でだけ行っている)
※結果として破砕チップの再生率は落ち、ゴミとして捨て
る量が増えます。
※ここまで破砕チップの再生割合を増やし、再生プラスチ
ックペレットを作ることが、プラスチック再生1.0(造語)
です。
※さてプラスチック再生2.0(造語)とは、更に次の段階の
問題を指します。再生ペレットを作るまでの工程、プラス
チック再生1.0に対し、再生された再生プラスチックペレッ
トを、製品として使うことをプラスチック再生2.0と定義し
ます。
※リサイクルは、プラスチックに関わらず、金属も紙も、
出来た“再生品”が製品として、市場で使われなければ意味
がありません(当たり前)。
※ところがプラスチック製品を製造しているメーカーは、
①バージン材=石油から作ったプラスチックの方が再生品
よりも安くできる、②製品品質に対するコンプライアンス
があることから、再生プラスチックの使用を敬遠します。
※この2つのポイントをクリアし、再生プラスチックを市
場に流通させる取り組み=プラスチック再生2.0を、進め
たい。
補足
大手メーカーが「自社製品の廃棄物素材をリサイクルして
います」と宣伝したがるのは企業イメージ向上の目的が大
きいです。
「イメージアップだけかよ!」と以前は思いましたが、理
由はどうであれ使って頂きたいと、今は切に思います。実
際に再生出来るものを、大量に廃棄しているからこそそう
感じるのだと思います。
※雑線(ヤード持込):【12月18日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上