12月16日 相場情報

お客様各位

 

1216日:今朝の状况】

 

為替(ドル/円):1ドル=11404銭【‪‪07:00現在】

N.Y.ダウ: 35,927(383)

 

LMEセツルメント($/t)

 ①午前売: 9290.0(-195)

 ②午後売: 9167.5

 

 COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)

 ③銅: 4.1795(-0.0745)

 ④金: 1762.6(-7.8)

 

WTI原油先物($/bbl)

 ⑤原油:70.87(0.14)

 

本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg

 ①ロンドン午前:1110

 ②ロンドン午後:1090

 ③N.Y. : 1100

 

ニューヨーク為替引値()

 114.02-114.05(0.31円安-0.31円安)

 

1215日:昨日の状況】

 

国内銅建値 1120( 1214日より-20)

 

《知らない幸せ、知る不幸・下》

 

マレーシアに輸出された荷物の、解体分析結果を

フィードバックしていて、大変役立つという話を

しました。

 

では、良いところ尽くしか?

いえいえそうでもないんです。必ずしもこの手法が

商売上、他社に比べ優位とも限らない。

 

被覆線スクラップの国内加工をしてる同業者

(競合)で、仕入れた荷物を、一つの大きな山にし

管理している会社があります。

弊社の真反対の管理方法で、この手法だと仕入れて

きた被覆線スクラップの銅歩留まりが最後迄不明。

どこかの時点で山になった在庫を一掃し、出来

上がりの銅ナゲットの量を計算しないと、購入した

ときの銅歩留まりを検証出来ません。

所謂、棚卸しですね。

 

ところが線路は続くよ、商売は続くよ、なので、

在庫は永久にゼロになりません。

まして相場の上げ下げがあるので、仮に銅歩留まりを

間違えて荷物を買ってきても、出来たナゲットを

売ったときに偶々銅相場が上がっていれば、利益は

出てしまう。銅歩留まりの真相は藪の中。

 

さて他社のやり方はどうでもいいじゃないか!?

とお思いでしょうが、そこは競争社会なので、同業者

のやり方が良いと、仕入先は荷物をそちらに売り

ます。

 

売った後の荷物「歩留まりが○○%でした」と毎回

言ってくる会社と、「歩留まり?よく分かりません

でした」と言う会社、あなたならどちらに売ります

か?

少なくとも売る側が気楽なのは後者ですよね。

 

従って、フィードバックしている銅歩留まりの

情報、必ずしも仕入先にお伝えするわけではない

のです。

知らない方が幸せ。

 

(おわり)

 

雑線(ヤード持込):【1215日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後

【3】雑線・一般(4243%):330円前後

【4】雑線230-260

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。

以上