お客様各位
【1月26日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=113円85銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 34,298(-67)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9744(-56)
②午後売: 9773
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.443(+0.04)
④金: 1852.7(+11)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 85.6(+2.29)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1160円
②ロンドン午後:1160円
③N.Y. : 1160円
※ ニューヨーク為替引値(円)
113.86-113.89(0.06円高-0.06円高)
【1月25日:昨日の状況】
※国内銅建値 1170円( 1月25日より-30円)
《外国勢力第4世代③》
※第3世代(大陸第ニ派)については、リーマン
ショック以降“09年〜17年起業組み”と定義します。
※“冬の時代”と書いた通り、2010年代、特に
2010−2015年、金属スクラップ業は全く儲からない
斜陽産業でした( 少なくとも弊社に於いては)。
※当時の日本国内金属スクラップマーケットは、中国
国営企業資金をバックにした“荒廃的なビジネス
スタイル”であったと考えています。
※仕組みはこうです。
工業雑品、モーター、湯沸器、トランス、エアコン
(当時は輸出されてた)などが、日本中の港に山積み
され、ひたすら浙江省台州市・寧波市にバルクで輸出
された。
(一頃、電線スクラップでも同じ手法が取られた。)
※中国国営(半官半民)の解体業者で解体された鉄、
非鉄原料を、やはり中国国営(半官半民)のメーカー
が底無しに買うので、プレーヤーは皆、完全に採算
度外視。
※当然、国営企業は巨額の赤字を抱えますが、主導
した役人は責任を取りません。
今話題の不動産大手企業“恒大集団”と、全く同じ
仕組みです。
※中国輸入者側がそんなですから、日本輸出者側の
金属スクラップ業者(第3世代)も採算度外視。
採算(単価)が合うか?など考えずにひたすら物を
集める荒っぽいビジネススタイルです。
※そんな無茶なやり方をした為、金属スクラップ業は
全く儲からない、斜陽産業、“冬の時代”になり
ました。日本でも中国でも、参加しているプレーヤー
は、誰一人儲からない(★注)「勝者なき戦い」を
していたと分析しています。
※足元の好相場で忘れてしまいがちですが、つい数年
前まで、金属スクラップ業は上述のように魅力がない
ビジネスでした。
※ところが金属相場は、トランプの米大統領選挙勝利
で第一段階、コロナ禍の世界同時金融緩和で第二段階
上昇し、状況が一変したのです。
(つづく)
★注:「じゃ、誰が儲かっていたんだ?」と言われ
るのですが、理論上、中国の役人と関連する会社
です。 国営企業が潰れるまでの間に、法外な報酬や
賄賂で私腹を肥す(はずです。 名乗り出る人は
いないでしょうが・・・)
※雑線(ヤード持込):【1月25日現在】
【1】ワイヤーハーネス:460円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):410円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):380円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上