お客様各位
【1月28日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=129円86銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 33,978.08(+28.67)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 9345.5(+57)
②午後売 : 9305.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 : 4.224(-0.043)
④金 : 1928.6(-0.5)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:79.68(-1.33)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1260円
②ロンドン午後:1260円
③N.Y. : 1260円
※ニューヨーク為替引値(円)
129.86-129.88(0.35円高-0.36円高)
【1月27日:昨日の状況】
※国内銅建値1270円(1月24日より+20円)
《財務省・輸出通関統計 12月》
※月一恒例、日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省
の輸出通関統計2022年12月の速報です。
日本から海外へ輸出される銅・真鍮など銅系スクラップの
数量となります。
【数量】
※2022年1年間の月間数量推移は以下のとおりです。
12月は合計27,966トン(★)、11月30,689トンに比べ、
マイナス2,723トンでした。
12月:27,966★
11月:30,689
10月:25,416
9月:25,566
8月:20,761
7月:26,547
6月:31,020
5月:25,395
4月:27,970
3月:29,250
2月:25,049
1月:18,339
【国別数量】
※日本→どの国に輸出されたかの数量です。( )内は
前月の数量比。数量の多い上位国だけを列挙します。
尚、中国は、付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止して
いる為、他国向けとは異なり、クリーンな銅・真鍮の数
量となります。
1位:中国21,169 (△3,123)
2位:マレーシア3,649 (+260)
3位:タイ1,011 (+1)
4位:韓国727(△45)
5位:シンガポール693(+247)
6位:香港272 (△55)
【まとめ】
※11月に続き12月も中国向けが堅調という印象。
日本からの輸出量約28,000トンのうち21,000トンが中国
向けなので、約4分の3は中国向けだと言える。
※また中国はクリーンな銅・真鍮しか輸入出来ないので、
実際に輸出された量の、ほぼ全量が銅・真鍮のネット数
量です。
※一方でマレーシアなど他国向けは付き物がある銅・真
鍮(主力は電線と思われる)なので、銅・真鍮分で言え
ば割合は落ちることになります。
仮に銅分50%の電線くずなら、銅量はグロスの半分がネ
ット数量ということ。
※つまり、12月に日本から輸出された28,000トンは以下
のように分けられる。
・中国向け銅・真鍮21,000トン(75%)
・他国向け銅・真鍮 3,500トン(12.5%)
・他国向け不純物(被覆など)3,500トン(12.5%)
※何が言いたいかと言えば、日本から海外へ輸出される
金属分としての銅・真鍮は85%以上が中国に向いている
ということです。
(75÷87.5=85.714…..%)
※結論、需要家は中国にしかいない。
以上
※雑線(ヤード持込):【1月27日現在】
【1】ワイヤーハーネス:440円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):410円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):355円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上