お客様各位
【2月2日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=146円45銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,519.84(+369.54)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8437.0(-76)
②午後売:8423.0
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.8525(-0.05)
④金:2053.0(+4.6)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤73.82(-2.03)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1280円
②ロンドン午後:1280円
③N.Y. : 1290円
※ニューヨーク為替引値(円)
146.42-146.45(0.46円高-0.46円高)
【2月1日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円 (2月1日より±0円)
《転売か?加工か?・下》
※大手鉄問屋さんが雑線を毎月100トン扱っていたら、
①転売すべき?②自社でナゲット加工すべきか?それ
はどちらでも「同じ」であり、むしろいかにして仕入
価格を下げるかに注力すべきだとコラム上・中で書き
ました。
※前提条件は
A:雑ナゲット:1,100円
B:雑線価格390円
C:銅歩留40%
D:ナゲット工賃40円
利益は100万円/月に出る場合、いくらのナゲット機械
に投資すべきか、その判断基準を考えてみます。
※毎月100万円利益が出るのだから1年間で1,200万円
を回収、3年間で3,600万円を回収できる計算です。但
しここには、加工賃40円/kgでは補えない突発的な故
障・事故による修繕経費、またマーケットの変化(売
れない・買えない)や、従業員の異動など、様々な社
内事情の変化が含まれていません。
※初期投資は3,600万円でも、あと2年分2,400万円は
余計に経費がかかると算出した方が無難でしょう。
※さて、話は転売か?加工か?に戻ります。実は転売
のいいところは、初期投資(initial cost)が殆どかか
らないことです。一方、加工の場合、3,600万円の機
械を買って一度(ひとたび)加工し始めたら、途中で
止めることはできません。機械を回すために、無理し
て材料を集めることになりかねません。
その点に注意が必要です。
(転売化?加工か? おわり)
おまけ:賃貸に住むか?持ち家をローンで住むか?
という話に似ています。
「住む」という行為に差はないのですが、資金を一点に
絞って30年のローンを組むと、基本、後戻りはできませ
ん。 転売すればいい!という人がいますが、大抵の人
は途中で転売することなく、むしろ、そのローン返済自
体が目的になり、行動を制約されます。
機械を買ってしまったから、雑線を集めざるを得ない!
と同じじゃね?
※雑線(ヤード持込):【2月1日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上