2月3日 相場情報

お客様各位

【2月3日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=155円37銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:44,544.66(-337.47)

【2月1日:先週末の状況】

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8949.5(-25.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.262(-0.026)
 ④金:2812.5(-10.5)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤ 72.53(-0.2)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1440円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. :1510円

※ニューヨーク為替引値(円)
155.18-155.23(0.88円安-0.92円安)

【2月2日:昨日の状況】
※国内銅建値1440円(1月28日より-40円)

《初動》

※金属スクラップの取引をしていると、品質や歩留まりのクレーム
は付きものです。
※ISRIやJISなどの金属スクラップの規格に照らし合わせれば、クレ
ームの理由=規格に合わない部分が、“ある程度は”はっきりします
が、そこは“物”がスクラップ(廃棄物)なので、売り手と買い手
(納入業者と受入業者)で、クレーム内容に対して完全な見解の一
致を見るのは難しいです。

※金属スクラップの中でも弊社が扱う雑線やミックスメタルは、よ
り一層クレーム対処が難しくなります。
※なぜなら雑線の中に含まれる銅分や、ミックスメタルの中のアル
ミ分、ダスト分など、皆、外から山を見た状態、“見た目だけ”で、
その品質や歩留まりを判断しており、その山、全てを解体・選別し
終わるまで、誰もその品質や歩留まりを、担保することが出来ない
からです。(逆に担保出来たらおかしいと思うべき)

※故に、クレームが発生したときに、取引する双方が双方の主張を
すれば決してクレームを解決することは出来ません。

※さて基本的にクレームは荷物を受け入れた側が主張することなの
で、国内でも海外でも荷物が受け入れ側に到着し、最初の瞬間(受
け入れたその時)に発生することが多いです。
※輸出取引においては、輸出先、中国、マレーシア、タイなどの海
外客先にコンテナが到着し、コンテナを開け受け入れ側が検収を行
うときに発覚するケースが多い。なので【重要】『輸出者(納入側)
は、荷物の到着時=コンテナを開ける瞬間に、より一層の注意を払
うべき』だと思います。
※輸出業務を担当している人は、国内で荷物を検収し輸出処理をす
るまでは注意を払いますが、遠く海外の国に荷物を送ってしまうと、
船が出航したあとの荷物に対する実感がわかないのか?荷物に対す
る気持ちが放っておかれてしまいがちです。

※また、最初にクレームの第一報を受けた時、その事の重要性を理
解していれば、クレームに対する初動が変わります。
※“物”がスクラップなのですから、まずは現地現認がイロハのイ。 
荷物があるのが隣の県だろうが、隣の国だろうが、地球の反対側だ
ろうが、そこに行って現物を見てクレームを付けた受け入れ側と話
すべきです。 
※写真や動画でも分かることはありますが、まずは、現物のある現
地に行くことです。

おまけ: 例のテレビ局の問題も、色々問題はありますが、「最初
のクローズド記者会見(初動)」が悪過ぎて、余計問題が大きくな
っている気がします。 

以上