御客様各位
【9月22日今朝の状況】
為替(ドル円):1ドル=78円13銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:13579(-17)
※N.Y.金:1778.00(+7.80)
※N.Y.原油:92.89(+0.47)
※LME銅($/t)現物 午前:8282.0(+80.0) 午後:8316.5
※NYC銅(¢/lb)
380.35(+3.10)
※LME銅相場概況
スペインと欧州連合(EU)の当局者が欧州中央銀行(ECB)による国債購入策を発動する計画を協議しているとの報や、スペインが来週、経済改革プログラムを明らかにするとの報などが好感され底堅く推移した。
※国内銅建値《9月18日より700円》
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:700円、午後:700円、N.Y.:710円
【9月21日:昨日の状況】
※上海先物取引所 9月21日終了(セツルメント) 10月:59910(+90)
※上海は小幅な値動き。中国のスクラップ価格も変わりません。円高が影響し、厳密には雑線価格を1円下げたい処ですが据置きとしてます。
※さて、尖閣諸島・日中問題。
※小生の主張は、中国向け輸出にあまり影響なし!というのが基本。。。でしたが、一部、修正。影響が出てきました。
※(1通関)上海港、天津港で日本貨物の検査厳格化の情報が入りました。 スクラップに関わらず、貿易全般に関わる問題です。 但しその厳格化のレベルは不明、分かり易く100本のコンテナ通関を考えた場合、今まで100本の内1本の検査をしていたレベルを、2/100にするのか、10/100にするのか50/100にするのかは全く不明。 また、検査も色々ある訳で、書類検査か?エックス線検査か?扉を開けるのか? 全貨物全量という検査レベルは非現実的で、“少し厳しく”というレベルと予想してます。
※(2雑品)台州のあるバイヤー1社が、反日を理由に新規の買いを止めたとの話。 が、これも一方で全然普通に買ってるバイヤーがいる為、影響は小さいと判断してます。 しかも雑品業者は(中国バイヤーも国内集荷業者も)、本件を価格値下げ交渉のダシにもしており、よく分からない点多数。
※(3寧波向け真鍮)。 これが現実的には最も深刻です。 寧波地区の真鍮メーカーは大手企業。 日本から輸入している所謂“込み真鍮”の買いを一時的にせよストップしてます。 日本に来ているバイヤーは、ほとんどがそのメーカーの代理店である為、買いが一気に鈍る可能性あり。 無論、a他の地域に売ったり、b雑品に混ぜたり方法があるので、これも影響は限定的ですが、プライスリーダーであった寧波が離脱すると、1日本国内の価格が安くなる、乃至2流通が滞る可能性あります。
※尚、天津向け雑線については、通常通り売り買い可能。プレミアム10円程度も問題ありません。
※雑線(コンテナ:関東地区:【9月21日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):250円/kg+α@5〜10円
②雑線(43%前後・雑中心):238円/kg+α@5〜10円
③雑線(40-43%雑中心 不安定):228円kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):180円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):145円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】 以上