御客様各位
【8月12日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=102円19銭【6:20現在】
※N.Y.ダウ:16569(+16)
※N.Y.金:1309.70(-0.40)
※N.Y.原油:98.08+0.43)
※LME銅($/t)現物 午前:7010.5(-9.5) 午後:7022.0
※NYC銅(¢/b) 7月:316.70(+0.10)
※LME銅相場
中国の物価指数発表を手掛かりに続伸しその後も地政学的リスクの後退で底堅く推移したものの、決め手を欠き終盤は値を消した。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:760円、午後:760円、N.Y.:760円
【8月11日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:760円(8月11日より-10円)
※上海先物取引所 銅 8月50420(+260)
※LME場外相場は7000?台を回復、上海先物も週明けは反発。中国内スクラップ(光亮銅)は先週末比プラス200元、雑線価格はプラス2円(臨時メール)。
※お盆休みを控え、先週末は相場の下落が心配されました(実際、銅建値は、週が明けてから10円/kgの下げ)。実際には、月曜、日中時間は反発した形。
※さて、先日に続き、業界のプチ研究(素人研究)。今回は”山行き故銅”との比較。
※輸出向け銅くず、一部のモノは山行き銅くずと競合します。ここまで中国向け輸出が一般的でなかったころ(約10年〜15年前以前)は、『銅+金属の異物』は山に行くしかありませんでした。
※ところが最近では人件費の安い中国に、そのままコンテナ・バラ船に積んで、輸出向けとなっている。
※人件費以外にも、中国向けが有利な点=中国に流れる理由は色々あります。
・ロット :大型車単位でなくても納入可能、小ロットを売り易い(山は運賃の問題あり、1車にする必要。)
・支払い:問屋OR中国人ヤードに持ち込めば現金(山は月末概算、清算に至っては翌月か翌々月と遅い)
・検収 :交渉が可能(山はサンプリング結果がファイナル、間違っても認めない)。
・大きさ:多少大きくても切断不要(山は1m×1m以内が基準)。
・その他:プラスチックなど多少付いていても問題なし(山は、炉で燃える可能性があるものは不可)。※ちなみに輸出向けに銅くずが流れるのには、山側の理由もあります。国内の山=産銅メーカーは、大してモノが欲しくないのだと考えてます。
※冷材として、必ず必要となる銅くず・・・ですが、必死で集める必要もない為、結果、海外に流出していると思われます。
※雑線(コンテナ:関東地区:【8月11日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):287円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):272円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):260円/kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):207円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):171円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】 以上