御客様各位
【3月17日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=121円36銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:17977(+228)
※N.Y.金:1153.20(+0.80)
※N.Y.原油:43.88(-0.96)
※LME銅($t/t)現物 午前:5853.0(-7.0) 午後:5884.0
※NYC銅(¢/b) 3月:267.75(-0.10)
※LME銅相場
ドル安を背景に欧米の株価は軒並み大幅高となったものの、メタル市場は、本日17日から2日間行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え模様眺めとなった。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:760円、午後:760円、N.Y.:760円
【3月16日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:760円(3月10日より+10円)
※上海先物取引所
銅:3月42460(-180)
※週明け、上海相場は小幅下落。中国内スクラップは先週金曜日に比べプラス100人民元、為替を考慮しても雑線価格は変わらず。
※中国向け輸出を行っている為『中国はどうだ?』という質問をよく受けます。
※大概の場合、仕入先国内のスクラップ業者さんが、『中国(の最近の買い方)はどうだ?』という意味の質問なので、そこを汲んで回答するようにしてます。
※それにしても、聞き手のa受け止め方や、b背景にある中国に対する知識・経験が異なる為、単に『中国はどう?』と聞かれても回答は難しいです。
※まず、?いつ?と比較しているのか? 2007年と2015年を比べているのか? 去年と比べて今年を言っているのか?に因り答えが変わります。(CF:07〜08年は、銅相場、中国の経済、税金、皆、今と異なり奇跡の好条件であった)
※また?業種・品種にも因ります。同じ中国向けスクラップ輸出でも、鉄は全く合わないが、被覆線くずなら何とか価格が合うという状況があったり。同じ銅系でも込銅(二号)は全く合わないが、真鍮なら合う状況であったり。
※品種により回答も変わりますし、まして他業種の話は小生には不明です(不動産・住宅・自動車・個人消費のことを聞かれても・・・)。
※最後に、?聞き手の中国理解度にも因ります。
※日本でスクラップ業を営まれている方は、主に、そこにフラっと荷物を買いに来た中国人買い手(BUYER)を通じて、中国を理解することになります。
※例えば、その買い手が訳も分からず、高値で(間違えて)被覆線くずを買って行ったりすると、『中国は調子がい良い!』と、売り手が思う(実は錯覚してる)。
※逆に、中国人が最近全然買いに来ないとなると、『中国は景気が悪い』と、同じ売り手が思う(これも正しいかわからない)。
※こうした聞き手の理解度に因り、中国はどうだ?という質問に、回答する答えが変わります。=調整する必要があります。
※雑線(コンテナ:関東地区:【3月16日現在】
?雑線(44〜45%・赤中心):277円/kg
?雑線(43%前後・雑中心):259円/kg
?雑線(40-43%雑中心 不安定):247円kg
?雑線 (38%前後雑中心 B線):193円/kg
?雑線(家電線・弱電):156円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上