御客様各位
【11月21日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=122円90銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:17823(+91)
※N.Y.金:1076.30(-1.60)
※N.Y.原油:40.39(-0.15)
※LME銅($t/t)現物
午前:4690.0(+80.0)
午後:4613.0
※NYC銅(¢/b)
10月:205.40(-2.25)
※LME銅相場
銀行(ECB)のドラギ総裁が追加刺激策の可能性を示唆したことで、ドル高が進み相場を押し下げた。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:610円、午後:610円、N.Y.:610円
【11月20日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:630円(11月18日より-20円)
※上海先物取引所 銅12月34820(+100)
※上海先物、銅は小幅な値動き。中国内スクラップ(光亮銅)は変わらず、雑線価格は変わらず。
※”中国は今後スクラップの輸入を止めてしまうのか?”なる質問を受けました。
※相場急落で、売り先の中国側客先が一斉に逃げている為に、そう感じた日本側の意見です。
※例えば雑線価格、つい最近まで240円だったモノが、今は理論上200円です。※一般に日本では(日本人は生真面目なので)相場は相場で暴落したが、今現在、雑線は理論上いくらなんだ?というやりとりをします。 理論上の話をしたいだけで、別に今すぐその価格で買え!という話ではない。
※一方、中国はそれに対して『いや〜今は価格が出ない』とか『今後は買えるか分からない』などと煙に巻き、とにかく逃げる。
無理に価格を聞こうものなら『180円とか160円とか』、所謂『要らない価格』を出す。
※日本では『要らない価格』の提示は失礼に当たるので、そんなはずはない!とびっくりし、(生真面目な)日本人は戸惑います。え?そんなに下がるのか? 今までと全く違うことが起こるのか?と心配になる。
※まるで明日から輸出は止まり(=中国は輸入を止め)、今後は、日本国内で雑ナゲットを作った方がいいのか?と迄の誤解をします(160円なら国内で採算が合う)。
※が、その実は違います。中国人は歴史的にリスクに敏感です(日本人は鈍感)。 大陸では、a異民族が攻めて来て、国が一瞬で転覆したり、b皇帝が変わり今までのルールが全て変わったりという、ことを繰り返してきた。
※世の中が非常事態のときは、『まず逃げることが先決』と、遺伝子に組み込まれている。
※ここ最近の非鉄相場は、まさに非常事態です。 平時と同じように価格を出せ!と言っても、出してくれないのは、中国人の血のせいだと思います。
※同じように価格を出せ!という生真面目さも、日本時の血でしょう。
※次回予告:『逃げも攻めも遅い日本人』≪社会科学部学士≫
※雑線(コンテナ:関東地区:【11月21日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):206円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):189円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):176円/kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):122円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):109円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上