御客様各位
【11月27日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=122円60銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:17813(+1)
※N.Y.金:休場
※N.Y.原油:休場
※LME銅($t/t)現物 午前:4667.0(+126.0) 午後:4647.5
※NYC銅(¢/b) 10月:休場
※LME銅相場
ドルの上昇基調が一服したことに加え、売りポジションを積み上げていたファンド筋が休日を前に手仕舞いを始めたことが相場を押し上げた。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:610円、午後:610円、N.Y.:休場
【11月26日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:600円(11月24日より-30円)
※上海先物取引所 銅12月35120(+610)
※上海先物 銅は急反発、LME場外は一時4700ドル台まで上昇。中国内スクラップ(光亮銅)はプラス800人民元、雑線価格プラス6円(臨時メール)。
※銅相場が下落した時、品物を売らないで塩漬けにして、相場が上がるのを待つという方法があります。
※伝統的な商売方法で、老舗の鉄・非鉄くず問屋は、大小を問わず、この方法を取っているはずです。
※相場は下落すればするほど、直近の仕入単価は下がり、売らない(売れない)為在庫量が増え、その平均の単価は下がって行きます。
※例です。
※9月:250円の雑線10トンを持っています。10月:相場が下がり230円の雑線が10トンが入荷、平均は240円在庫量は20トンになります。
※11月:また下がり、210円の雑線が10トンが入って来る、すると平均単価は230円で在庫量は30トンになる。
※これを繰り返していきます。関数として、以下のように表せます。
11月:在庫AVE.@230*30T→入荷@190→AVE.@220 40T
12月:在庫AVE.@220*40T→入荷@170→AVE. @210 50T
1月:在庫AVE.@210*50T→入荷@150→AVE. @200 60T
※2月時点:雑線入荷単価が150円迄下がり、(あり得ませんが)全く同じペースで、毎月10トン入って来ると、平均在庫単価が200円の品物が60トンあることになります。
※9月時点:10トン*250円=250万円の資金で在庫、翌年2月時点:60トン*200円=1200万円の資金量があれば、それでも耐えうることになります。
※つまり相場が下がっても、品物を売らず損を1円も出さずにいられる。
※但し、
(1)在庫する資金量が要ります(銀行から借り入れをする場合、コスト=金利が発生します)。
(2)いつまでも相場が反転しないと、いつまでも売るタイミングは来ません。
※もし2月(相場としては市場の雑線仕入価格は150円)の時点で、雑線相場が200円まで急騰すれば、在庫している1200万円の在庫は、損失なく売り抜くことが出来ます。
※ 問題は、いつ相場が反転するか分からないことです。<今日は理論上の話、明日は現実の話をします>
※雑線(コンテナ:関東地区:【11月26日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):203円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):186円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):173円/kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):119円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):106円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上