御客様各位
【4月2日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=111円64銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:17792(+107)
※N.Y.金:1223.50(-12.10)
※N.Y.原油:36.79(-1.55)
※LME銅($/t) 現物
午前:4880.0(+24.5)
午後:4872.5
※NYC銅(¢/lb)
4月:216.10(-2.05)
※LME銅相場
市場が注目した3月の米雇用統計の強い内容や3月の米ISM製造業景況指数が7カ月振りの高水準になったことなどから為替市場でドル高に振れたことで、銅は売り優勢となった。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:590円、ロンドン午後:590円、N.Y.:580円
【4月1日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:610円(3月14日より+10円)
※上海先物取引所 銅4月36980(+140)
※上海先物 銅は小幅上昇、銅スクラップ相場は前日比プラス100人民元、雑線価格はプラス0〜1円(臨時メール)。
※天津レポート3
(1)加工賃=電線を剥くのに6円/KGで出来るなら、さぞ儲かるだろうと思われるでしょう。
※しかしこれは長く切れていないエフケーブル(VVF)を剥くのにかかるコスト。(だからエフは人気がある)
※線が細かったり・切れていたり、鉄がついていればコストは上がります(中国とて同じ)。
※また最大のコスト要因は(2)税金です。 中国はスクラップを輸入する際に、多額の税金を掛けています。これは増値税と呼ばれ日本の輸入消費税に該当します。
※輸入者=つまり天津の電線スクラップの買手は、(還付金もありますが)雑線で40円〜50円/KGの税金を払っています。
※更に(3)中国側の利益を入れると、コストは全てで60円〜70円/KG(1)(2)(3)になる訳です。
※日本国内で価格を計算をする際、よく『銅価格×歩留まり△コスト』という式を使います。
※このコスト部分が、国内と比べ中国の60円〜70円が高い!とおっしゃる方がおりますが、そもそも計算方法が全く異なる為、ナンセンスとしか言えません。
※雑線(関東地区:【4月1日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):211円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):200円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):191円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):186円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):145円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):123円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上