御客様各位
【5月26日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=110.16銭【06:50現在】
※N.Y.ダウ:17851(+145)
※N.Y.金:1226.60(-5.80)
※N.Y.原油:49.56(+0.94)
※LME銅($/t) 現物
午前:4636.0(-1.0)
午後:4671.5
※NYC銅(¢/lb)
5月:210.50(+3.55)
※LME銅相場
原油先物の上昇や欧米の株価上昇を背景に前日に続き、銅には目先筋やファンド筋からのショートカバーが入り相場を押し上げた。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:560円、ロンドン午後:560円、N.Y.:560円
【5月25日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:540円(5月24日より-10円)
※上海先物取引所 銅5月:35500(+310)
※上海先物 銅は上昇。中国内スクラップ相場は前日比プラス100元/T、雑線価格はプラス1円です。
≪昨日のつづき≫
※それでは単価の高いモノの商売は、そもそも不利なのでしょうか?
※昨日の例=Aピカ線500円、B雑線200円、C雑品30円の場合で考えてみます。
※5月の連休以降、銅相場は大きく下がりました。 建値は段階的に610→540に下がり、まさに10%を超す下げです。
※連休明け、Aピカ線を主に扱う業者は、売りも買いも塩漬けで取引は極端に閑散。【高難安易(こうなん・あんい)】理論通り、
1割=50円/KGも下がると、仕入先が荷物を抱えて出せません。
※一方、単価の安いC雑品を扱う雑品業者には比較的入荷がある(はず)。
1割=3円/KGの下げなら、利幅を吐き出せば、売って売れないことはない為です。
※ここからがポイント
※上昇局面では状況が異なります。
※単価の高いモノは相場が上がった場合、今まで滞留していた在庫が一気に出て来る。
ハイリスクハイリターンで一気に儲かる。
※一方、単価の安いモノは、下がった局面でも品物が流れている為、上昇局面でそれほど一気に出て来る訳ではない。 相場上昇のメリットも少ない。
※発生量を縦軸、時間を横軸に取った場合、単価の高いモノは高低差のキツイ曲線を描き、単価の安いモノは緩い曲線を描きます。
※ですが、ある長い時間を取ってみれば、両者の利益は同じになります。
※小難しくなりましたが、要は『単価の高いモノは辛抱が必要(あと、金も必要)』ということです。
≪おしまい≫
※雑線(関東地区:【5月25日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):194円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):184円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):175円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):170円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):132円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):112円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上