御客様各位
【12月20日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=117円19銭【6:30現在】
※N.Y.ダウ:19883(+39)
※N.Y.金:1142.70(+5.30)
※N.Y.原油:53.06(+0.11)
※LME銅($/t) 現物
午前:5561.0(-88.0)
午後:5502.5
※NYC銅(¢/lb)
12月:249.65(-6.45)
※LME銅相場
年末に向けて需要が沈静化する中、LME在庫の大幅増加が嫌気され約4週間ぶりの安値を付けた。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:700円、ロンドン午後:690円、N.Y.:690円
【12月19日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:720円(12月15日より+20円)
※上海先物取引所 銅12月 45880(-690)
※上海先物銅は比較的大きく下落、銅スクラップ相場は先週末比マイナス500人民元、円高もあり雑線価格はマイナス3〜5円(臨時メール)。
※年末の挨拶で各地を行脚していますと、最近、中国向け雑線価格は安くないか?と質問されます。
※雑線価格が国際相場と比べ安いというのはその通りで、何度か説明しています理由は以下。
(1)資金切れ
=11月の相場上昇期に荷物を大量に買った中国側が腹一杯。
(2)12月末のライセンス切り替え
(3)旧正月(春節)休暇
これ等は、皆、弊社の売り先の事情。
※ですが、『理由なく単純に中国内の銅スクラップ水準が低い』という事実もあります。
※中国国内の非鉄スクラップ相場は、ある種統制された相場です。人民元の為替レートが完全に変動相場でないのと同様、政府なのか?金属協会なのか?が発表している価格。統制経済。
※一メーカーが仮に荷物が欲しいと高い価格を提示し、マーケット価格崩すということはなく、ほぼ中国全土同じ価格。
※最近の中国内スクラップ相場は、国際相場に比べ割安です。その為、中国向け雑線の価格を国際相場から導くと、現実とズレが生じます。
※具体的に言うと『日本国内建値が○○円上がったから、雑線は○○円上がる筈』という計算が成り立たないということです。
※また『ピカ線がいくらだから歩留り5割の線はいくらの筈』とか、『二号銅がいくらだから歩留り4割の雑線はいくらの筈』という計算も成り立ちません。
※少なくとも中国向け輸出であると、(国際相場とリンクしない)中国内の銅価格を基準に計算せざるを得ません。
※雑線(関東地区:【12月19日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):234円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):223円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):213円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):207円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):163円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):139円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相
談下さい。】