御客様各位
【5月10日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=113円96銭【07:20現在】
※N.Y.ダウ:21003(-8)
※N.Y.金:1216.10(-11.00)
※N.Y.原油:45.88(-0.55)
※LME銅($/t) 現物
午前:5496.00(+30.0)
午後:5524.00
※NYC銅(¢/lb)5月:249.00(+0.45)
※LME銅相場
中国の需要減速の新たな兆候を受けて前日に大きく値を下げたが、安値拾いの動きが出て小幅高となった。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:670円、ロンドン午後:680円、N.Y.:670円
【5月9日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:670円(5月8日より+10)
※上海先物取引所 銅 5月 44690(-220)
※上海は下落、中国内スクラップ(光亮銅)は変わらず。雑線価格変わらず。
※5/11-5/12、中国広東省のスクラップに関する会議で、重要な決定がされるとの憶測から、日本国内でも中国向け輸出に関して様々な噂が流れました(結局、現時点では、何もわからない)。
※楽観的に考えると、今後も、被覆線スクラップ輸出(=中国の輸入)は継続されると予測されます。
※問題なのは中国の
・輸入量自体が減る。
・解体業者が減る。
ことです。この点は間違いありません。
※これにより、狭き門に、荷物を押し込んで行くことになる為、日本→中国に売りにくくなると予想しています。
※買い手中国側の会社は、今まで年間3000トン買っていたのに2000トンしか買えなくなる、となれば、自分たちがa解体しやすいものb利益が出るものを、優先的に買おうということになります。
※その為、品質が良く価格が妥当なもの“だけ”を買おうとなるのは必至。
※売り手日本側の会社からしてみると、
(1)品質が良く妥当な価格のものを売っている会社は、全く今まで通り。中国向けに売れにくいなど思いもしない。
一方、
(2)品質が不安定で価格を高目に(=無理に)売っていた会社は、どんどん売れなくなる。中国向け売れない!となります。
※既にその兆候は、日本国内で、昨年末くらいから起こっています。
aエフケーブルやb家電線を含まない線は、今まで通り重宝され普通に売れています。むしろ良いものだけを欲しいという動きにマッチしている。
一方、雑線に家電線を混ぜて売る手法は敬遠され、大手問屋で売れ残っています。(二極化)
※決して安く買おう!と脅かしている訳ではなく、現実であります。
※雑線(コンテナ:関東地区:【5月9日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):230円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):218円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):208円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):202円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):157円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):133円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上