【8月25日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=109円58銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ:21823(-76)
※N.Y.金:1292.00(-2.70)
※N.Y.原油:47.43(-0.98)
※LME銅($/t) 現物
午前:6577.0(+22.0)
午後:6625.5
※NYC銅(¢/lb)
7月:303.35(+5.30)
※LME銅相場
旺盛な中国需要やLME在庫減を背景に投機筋が買いを入れた。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:770円、ロンドン午後:770円、N.Y.:780円
【8月24日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:760円(8月23日より+10円)
※上海先物取引所 9月51640(+230)
※上海は上昇、雑線価格は変更してませんが、
後述の通り雑線の購入は限定的。
※衝撃的なニュースが飛び込んで参りました。
※8/23(水)の夕刻、天津の客先から連絡があり、天津地区ライセンス所有業社37社の輸入ライセンスが「即日停止」。 自主返納という形ですが、事実上、全社没収となりました。
※37社は天津地区でライセンスを所有し・”実質稼働している”被覆線スクラップ輸入業者の、ほとんど全てと考えていいです。
※全社とも7月に検査を受けて、環境基準を満たしていない企業としてリストアップされてましたが、それに対する正式な措置が出たことになります。
(今後の天津の動きについては後述。)
※これにより弊社は天津向け船積み=コンテナ詰を、一時的に全面ストップとしました。コンテナがダイレクトに天津に到着しても通関が切れない為です。
※今後、中国向けでも別ルートを使い輸出継続しますが、あくまで亜流、成功法ではありません。
※【例】
1香港など別の港を経由して天津に入れる。
2中国でも、広東省など雑線処理が得意でない地域に入れる。
3バルク船で雑品と台州に運ぶ。
※これらの方法で、仮に輸出が継続されても、日本に於いて以下の影響は必至。
?運賃や通関コストがかさみ雑線の価格が5-10円下がる。下手すると20円程度下がる。
?騙し騙しの方法であり、受け手が大量には受けれません。 購入可能数量は激減します。
※今後、天津地区の業者でも、環境対策を講じた会社に対しライセンスを再付与するそうです。
10月には再開するとの噂もあります。
※ですが、環境対策とはあくまでも表向きの理由、ライセンスを与えるも与えないも政府の匙加減一つです。
(もともとが難癖に近い)
※被覆線スクラップの主力港である天津港での輸入を、一時的にでも止める措置を取ったことは、中国政府が、いずれ全面的に輸入を止める方針であることなのかもしれません。
※尚、弊社仕入先方々には上述状況を随時報告してますが、売れないモノを買う訳にも行きません。
仕入先よりofferを頂くと、各ロット販売可能か?いくらなら買えるか?を確認しつつの購入としています。
ご了承を。
※雑線(コンテナ:関東地区:【8月24日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):257円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):244円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):233円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):227円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):179円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):154円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上