お客様各位
【3月15日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=106円31銭【06:40現在】
※N.Y.ダウ:24758(-248)
※N.Y.金:1325.60(-1.50)
※N.Y.原油:60.96(+0.25)
※LME銅($/t) 現物
午前:7015.0(+132.0)
午後:6950.5
※NYC銅(¢/lb)3月:314.00(+2.10)
※LМE銅相場概況
良好な中国経済指標を受けて上昇したが、NY株の下落が嫌気され上げ幅を縮小した。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:790円、ロンドン午後:790円、N.Y.:780円
【3月14日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:780円(3月14日より+20円 )
※上海先物取引所 3月51520(+210)
※昨日は、中国の人件費が高ければ日本国内で加工した方がいいかもしれないという
話をしましたが、ことはそう簡単ではありません。
今日は昨日と真逆の話。
※雑線をナゲット加工する場合のコストを想定しましょう。
★(a)人件費+(b)機械のランニング+(c)ゴミ処理費用
※人件費だけではありません、そうです、ゴミ処理費用が重要です。
※日本は恐らく世界一ゴミ処理費用が高い国です。そんな国で、わざわざゴミが沢山出るナゲット加工をする必要があるか?がポイントです。《?コスト問題》
※しかも厳密にいうと、大部分の雑線を最初から機械で加工する日本は、ある程度、剥線をしてから剥線できない線だけを機械で加工する中国に比べ、再生出来る被覆材料の“割合”も異なります。
※実際のコストは、
★日本:(a)人件費+(b)機械のランニング+(c)100%ゴミ処理費用
★中国:(a)人件費+(b)機械のランニング+(c)30%ゴミ処理費用△(d)70%被覆材売却益
※被覆材再生の観点で見ると、ゴミ代が高い国で、わざわざゴミにする“割合”を増やして、処理することになるのです。《?リサイクル問題》
※雑線の加工を考えると?コスト問題でも中国の方が安い上に、?再生割合(被覆材リサイクル率)でも中国の方が優秀な訳です。
※もし国境がなく全世界的な視点に立てば、中国で人の手を使い加工した方が、環境に良いということになります。
※雑線(湘南ヤード持込:【3月14日現在】
【1】 雑線エフケーブル:245-250円
【2】 雑線・一般:190-205円
【3】 雑線B :100-150円
【4】 家電線 :付き物を取らないと売買難しいようです。
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上