10月31日 相場情報

【10月31日:今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル112円95銭【06:50現在】
※N.Y.ダウ:24847(+431)
※N.Y.金:1225.30(-2.30)
※N.Y.原油:66.18(-0.68)
※LME銅($/t)現物
午前:6136.0(-124.0)
午後:6090.5
※NYC銅(¢/lb)10月:266.30(-7.65)
※LМE銅相場状況
トランプ米大統領が、中国と貿易摩擦の解消に向け合意が出来なかった場合は、追加関税を発動すると警告したことが嫌気された。
※本日時点予想計算値:
ロンドン午前:740円 ロンドン午後:730円 N.Y.:710円

【10月30日:昨日の状況】

※日本国内銅建値:740円(10月24日+10円)
※上海先物取引所:11月49680(-150)


《なぜ?雑品集荷が減る:想定される一つの理由》

※まず世の中の金属スクラップ流通構造を簡略化します。《価格は円/KG》
?発生元→→→?回収屋→→→?問屋→→→?雑品屋(輸出屋)
※発生元とはA工場やB解体現場などで、金属スクラップは常に発生しています。
※発生もとからの発生量を100とすると、中国が輸入を止めようが止めまいが発生は100で、今までと何も変わらず、 ?雑品屋の集荷量が減る要因にはなりません。

※さて例えばここで、発生元の一つ:町工場で[1]電線くず[2]モーターくず[3]工業雑品が発生するとします。
※今まで、
?問屋がKG当たり[1]150円[2]50円[3]20円で購入していた。
?回収屋は、この価格で売れるので、?町工場から回収して問屋に売っていた。
※今年になり、
中国が輸入をやめるということで、
問屋は[1]130円[2]30円[3]1円に、購入価格を下げた。(★注:)
※?回収屋はKGあたり【運賃+人件費+利益=20円】がないと、そもそも商売が成立しないので、
[1]電線くずと[2]モーターくずは回収するけど、[3]工業雑品を回収するのを
止めた訳です。
※[3]工業雑品だけは回収して、運んで、問屋に売って、売上高がたったの1円(KGあたり)。運賃+人件費を引いたら赤字なので“運ばない方がいい”。
※[3]工業雑品は、?発生元から今まで通り発生はします(100→100)、が、回収してもらえない。
?発生元は、仕方なく、産業廃棄物処理業者にお金を払って捨てている。
※therefore だ・か・ら・?雑品屋(輸出屋)に入って来る雑品が減る=雑品屋(輸出屋)の集荷量が減る訳です。
★注:マイナスの単価は産廃扱いとなる為出来ません。産廃許可のない業者は、
マイナスにならないギリギリの単価1円/KGに設定するしかない。

※雑線(湘南ヤード持込):【10月30日現在】
【1】 雑線エフケーブル:200-210円
【2】 雑線・一般:170-180円
【3】 雑線B :60-100円
【4】 家電線 :付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。
以上