【3月13日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル111円34銭【07:20現在】
※N.Y.ダウ:25554(-96)
※銅
LMEセツルメント
①午前売:6510(+75)
②午後売:6507.5
※銅
COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅 :2.9275(+0.0275)
金 : 1296.3(+7.5)
※ニューヨーク為替引値(円)
111.35-111.38
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:770円 ②ロンドン午後:770円 ③N.Y.:770円
【3月12日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:760円(3月11日より-10円)
《思考停止》
※シュレッダー業社X社では、シュレッダー機械から出て来る銅線クズをピッキングして、そのピッキングした線を自社でナゲット加工し、銅分96-98%の所謂「雑ナゲット」を作っています・・・(A)
※ところが最近、ナゲット加工してる時間と手間(人手)がない為、滞留するピッキングした線を、そのまま外販したいと、お呼びがかかりました。
※ピッキングした線を、そのまま外販したらどうか?・・・(B)
を、X社の立場で検証します。
《条件》
・雑ナゲット価格=600円
・ピッキング線外販価格=150円
・ピッキング線銅分=35%
・ナゲット加工賃=60円(含65%のゴミ処理費)
※X社の売上を、総量10トンで比べると、
※(A)→600円 X 3.5トン= 210万円
※(B)→150円 X 10.0トン=150万円
※ですが、(B)の場合加工賃60円X10.0トン=60万円が必要なくなり、その分経費が60万円浮き、
実質150円 X 10.0トン+60万円=210万円となる。
※つまり(A)と(B)の採算は同じです。
もしピッキング線を150円以上で外販出来た場合、会社の利益は、むしろ増えることになります。
※ですが、X社は既にナゲットラインを導入している為、ピッキング線が滞留しなければ、外販した方が得かも?とは考えなかった訳です。
※社内の慣行=流れで「ピッキング線→ナゲット加工」という思考になっていて、誰も疑問を持たないでいたことになります。
※これを思考停止と言います。
※雑線(湘南ヤード持込):【3月12日現在】
【1】 ワイヤーハーネス:230円前後
【2】 雑線エフケーブル(VVF):210円前後
【3】 雑線・一般(42ー43%):180円前後
【4】 雑線B :80-130円
【5】 家電線 :付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意3:コンテナ単位の場合、価格が変わります、別途ご相談下さい。】
以上