お客様各位
【6月25日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=107円31銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:26727.54(+8.41)
※銅LMEセツルメント
①午前売:5917(-24)
②午後売:5945
※COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス)
③銅:2.7055(-0.0005)
金:1414.3(+18.1)
※ニューヨーク為替引値(円)107.28-107.31
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:680円
②ロンドン午後: 680円
③N.Y.:680円
【6月24日:昨日の状況】
※国内銅建値680円(6月20日より+10円)
《中国スクラップ6類:輸入ライセンス発行の影響・上》
※浙江省(寧波・台州)で発行されたライセンス、今後、随時、中国需要家が存在する天津、広東省、江蘇省、江西省、などで発行が続くと思われます。
※今のところ、ライセンスは申請した中国需要家(メーカー)が希望した数量より、許可された数量が少ないです。
※例:
3ヶ月間で3,000トン輸入を希望した需要家が1,500トンしか許可されていない。
つまり毎月1,000トン原料を輸入したかったのに、毎月500トンしかダメ!と政府に言われてしまった。
※ですが、この事態が、今後、市場にどのような影響を与えるか?は不明で、A、B、2パターンが考えられます。
※中国向けが主力である、日本国内の”込真鍮”を例に考えてみます。
A:「negative」
・日本で込真鍮を売りたい人が沢山いて、中国でそれを買える需要家が少ない。
→日本国内の価格は相場以上に下落する。
→売りたい人は、値下げをしても売れないで残ってしまう。
B:「positive」
・日本で込真鍮を売りたい人は、全量中国需要家に売れる(中国ライセンスの発行量でバランス)。
→日本国内の価格は変わらず。相場並み。
→売りたい人は、全量売ることが出来る。
※日本では「ライセンス発行量が少ない=売れなくて大変」と発想しがちですが、まだ、分からない。
※2019年の1月~6月、中国が輸入した6類スクラップの実績は、正確には分かりません。
※需要家は毎月1,000トン原料を輸入したい!と思い、ライセンスを申請したが、
実際には、
①輸入500トン+中国内発生原料500トンでバランスされてる。
②輸入500トン+電気銅500トンを使いバランスされてる。
③稼働率自体を下げ、500トンしか原料を必要としてない。
・・・という可能性があります。
※事実、2018年末にスクラップ7類が止まったときも、2019年前半、さほどの混乱は起きませんでした。
そのため、6類のライセンスも、実際に7月になってみないと、「中国需要家にとって、原料が足りるか
足りないか」が、分からないのであります。 (つづく)
※雑線(湘南ヤード持込):【6月24日現在】
【1】ワイヤーハーネス:220円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):200円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):170円前後
【4】雑線B :70-120円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意3:コンテナ単位の場合、価格が変わります、別途ご相談下さい。】
以上