お客様各位
【11月16日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=108円83銭【05:50現在】
※N.Y.ダウ:28,004(+222)
※銅LMEセツルメント
①午前売:5812(-23)
②午後売: 5812
※COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
③銅:銅2.635(+0.0165)
金:1467.3(-4.5)
※ニューヨーク為替引値
108.73-108.76
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:680円
②ロンドン午後: 680円
③N.Y.:680円
【11月15日:昨日の状況】
※国内銅建値680円(11月12日より-10円)
《どれくらい売れないかは、所詮、体感》
※現在、というか広義にはここ数年、銅クズの「売れなっぷり」は凄まじいものがあります。
※仮に4年ごとにこの売れるsituation・売れないがsituationが、繰り返しているとします。
①2005〜2008=売れる
②2009〜2012=売れない
③2013〜2016=売れる
④2017〜2020=売れない
※ところが「売れなっぷり“レベル”」は正確に比較することは出来ません。
②のときは100に対して80売れなかったが、④の今は100に対して70も売れないということは数値化出来ず、あくまで感覚的なものでしか判断出来ません。
※a付き合うメーカー、b問屋・商社の営業力にも因ります。 c仕入先や市中の発生量にも因るので、正確に比較することは出来ない。
科学的な比較は不可能で、極めて曖昧なものになります。
※そもそも国内メーカーに原料が足りていない(売れる)・足りている(売れない)は、何年か周期で繰り返します。
※もしメーカーの事情(ミクロの観点)で「売れる・売れないを周期的に繰り返しているだけなら、次に売れる時期まで待つしかない。」のかもしれません。
※ところが、今回の売れなっぷりは、グローバルな事情(マクロの観点)であると考えてます。
その背景は中国の存在です。
※中国は改革開放を始め、1990年代に国際マーケットに参入してきました。
※それまでは、今の北朝鮮のように鎖国をしていたようなもので、世界のマーケットで、ほとんど影響力がなかった。
※90年代からaそれまで存在しなかった、b超巨大なマーケットが現れ、しかもc30年近く成長し続けた為、その30年の間、銅スクラップの需要があり続けた。
※もし中国の成長・需要が終わった(乃至、踊り場に入った)のだとしたら、今回の売れなっぷりは、各メーカーの原料が足りてる・足りてないというミクロの問題でなく、世界マーケットのマクロの問題となります。
※次の売れる時期(仮に4年後)まで「待つだけ」では、対処出来ない気がしています。
おまけ:週末に暗い話するなよ〜 (by読者みなさま)
※雑線(湘南ヤード持込):【11月15日現在】
【1】ワイヤーハーネス:200円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):175円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):145円前後
【4】雑線B :45-95円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】