お客様各位
【6月2日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=107円60銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:25475(+91)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 5376.5(+44)
②午後売: 5416
※COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
③銅:2.4745(+0.048)
④金:1737.8(+0.9)
⑤原油:35.44(-0.05)
※ニューヨーク為替引値
107.58 ー107.6
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:620円
②ロンドン午後:630円
③N.Y.:630円
【6月1日:昨日の状況】
※国内銅建値620円(6月1日より+10円)
《中国7月新制度(仮名)まで、1ヶ月》
※ちょっと“おさらい”から始めますが、中国は金属
スクラップの輸入を段階的に制限してきました。
(1)2018年/末:7類(雑品・雑線)輸入禁止
(2)2019年/7月:6類ライセンス制度導入
(それまで6類のライセンスは不要だった)
(3)2020年/7月:6類ライセンス 不要に?
(→製品扱いに?)
※(3)の「ライセンス不要」という言葉だけ見ると、
何か基準が緩くなるようですが、通関時の品質基準は
厳しくなると予想してます。
例:銅分97%銅くず
過去:輸入可→今後:輸入可
銅分95%銅くず
過去:輸入可→今後:輸入不可
※つまり、「金属分の低い=ゴミが多い」荷物を、
中国政府は一貫して輸入を制限して来たので、その流れ
を戻すはずがないと考えます。
※さて、先週、中国大手メーカーの社長・幹部とリモー
ト会議を行ないました。
テーマは、7月以降の“銅原料確保(中国にいかに輸入
するか?)”です。
※彼等は、今回の7月新制度導入に「最も影響を受ける
プレーヤー」です。
自国・中国の輸入制度により、原料を買えるか?買えな
いか?が、正に死活問題。
※で、ビックリ。
その彼等でさえ、「7月開始新制度の実態・実務」
について、国からの情報、全くないそうです。
※やむなく、今まで通りライセンス更新の準備さえして
いる始末(つまり、7月に新しい制度が、始まるか?
すら不明。始まらないパターンも準備してる)。
※なので、現在、日本国内で噂される「7月以降こうな
る」「7月以降こうならない」というのは、一切、
“噂”ということになります。
※中国では(日本の感覚では信じられませんが)、
1ヵ月後から始まる新制度について、事前に詳細情報
開示されず、ぶっつけ本番ということは、よく
あります。
※特に、税関制度については、“あるある”で、過去に
経験済みです。
※中国政府は7月1日発行・即日実施を行うのだと
思います。
※雑線(湘南ヤード持込):【6月1日現在】
【1】ワイヤーハーネス:190円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):170円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):140円前後
【4】雑線B :50-100円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上