お客様各位
【3月4日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=135円84銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ:33,390(+387.40)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8945.0(+49)
②午後売:8958.0
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.078(-0.006)
④金:1847.7(+14.2)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:79.68(+1.52)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1260円
②ロンドン午後:1270円
③N.Y. : 1270円
※ニューヨーク為替引値(円)
135.82-135.83(0.94円高-0.96円高)
【3月3日:昨日の状況】
※国内銅建値1280円(3月1日より-10円)
《不平等条約(★注)》
※以下は、国内の銅製錬所に荷物を売るときの取引条件
です。
わざと嫌味な書き方にしておりますが、あながち間違っ
てもいないはず。
①歩留まりは買い手の検収をファイナルとする。
②歩留まりを決める為のサンプリングは、買い手検収員
が行う。
③サンプリングの結果に売り手は抗議できない。
④(そもそも)サンプリングに売り手は立ち会えない
(ので、どこをどうサンプリングしたかわからない)。
⑤サンプリング歩留まりが、予定品位と著しくズレても、
返品は許されない。
※こうして見てみると、銅製錬所は非常に優越的な立場
にあることがわかります。
※仮に製錬所でなく、伸銅所や電線メーカーに荷物を売
ったり、問屋間で荷物を売買した場合、これだけ一方に
有利な条件での取引は、まずあり得ません。
※製錬所は投資金額が莫大であり算入障壁が高い(お
いそれと、製錬所を始めることができない)為、数が少
ないです。
※売り手が“条件が悪いなら他に売るよ!“と言っても他に
売る先がなく故に斯くも優越的な立場に立てるわけです。
※売り手市場でも買い手市場でも、取引というのは売り
手と買い手がある程度対等であるべきだと思うのですが、
製錬所向けの商売は、全くもって不平等。
※両手両足を縛られてボクシングをやっているようなも
ので、そりゃ、一方的に殴られっぱなしになりますわな
あ。 フルボッコ。
(★注)不平等条約
※江戸時代末期、日本が開国しアメリカと日米和親約・
日米修好通商条約を結んだとき、日本には、①関税の自
主権がなく、②治外法権でした。
①海外製品に関税を課すことができないと海外から安い
製品が大量に入り、日本の産業が打撃を受けます。
また、②治外法権であると、外国人が日本で日本人を殺
しても、日本の法律でその外国人を裁くことはできませ
ん。
この二つのを不平等条約と言います。《Nunopedia》
※雑線(ヤード持込):【3月3日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):420円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):365円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上