《財務省輸出通関統計から分かること》
【3月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=149円38銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:41,581.31(-260.32)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9834.0(+86)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.993(+0.0595)
④金:3035.1(+35.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤66.9(-0.68)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1520円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1700円
※ニューヨーク為替引値(円)
149.26-149.28(0.05円安-0.06円安)
【3月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1510円(3月18日より+10円)
《財務省輸出通関統計から分かること》
※今年1月より財務省輸出通関統計集計方法が変わり「銅くず」
のHSコード「7404.00」が枝番号により①銅線(ピカ線)、
②合金(真鍮)、③その他の3種類に分かれました。これによ
りもう一つあぶり出されたのは①ピカ線の輸出数量です。
※HSコードの枝番①に該当するのは、厳密なピカ線だけで、
メッキ線も、一号銅も含まれません。完全な特号銅=ピカ線だ
けが該当します。
※2025年1月、銅くず全体の量は23,872トンで、そのうちピカ
線の輸出量は1,000トン程度で、しかも中国向けに限って言う
と更にその半分程度、僅か500トンです。
※日本の銅くず輸出量のうち、約8割が中国向けですが、その
大部分は、(昨日触れた真鍮以外)“銅“に限って言うと、一号
銅、二号銅、雑ナゲットが殆どだと思われます。「ピカ線」は
殆ど輸出されていません。
※日本国内では、何もかも中国に流れてしまっていると思われ
がちですが、ピカ線は日本国内メーカー向け価格の方が高いの
で、中国には流れないのです。
※仮にあなたの近くにいる中国人(日本国内で金属スクラップ
を扱う中華系の方)が、ピカ線を取り扱っていたら、その方も
ピカ線については、日本国内で販売しており、単価の安い中国
には輸出していないのです。
※日系の問屋さんからは「ピカ線が集まらない」「長契分を納
められず赤字で荷物を集めている」という話をよく聞かれ、そ
の理由を“中国のせい“だと考えられている方が多いです。
※ところがその考えは完全な誤りであると、統計数字から分か
るわけです。
補足: ピカ線を作るための電線(CVケーブルなど)も、輸出
はされていません。日本国内で剥線し、日本国内で販売した方
が、販売価格が高いのですから、極めて当たり前の話です。
以上