お客様各位
【3月21日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=131円31銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ:32,244.58(+382.60)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8677.0(+56)
②午後売:8702.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.9755(+0.062)
④金:1979.2(+9.4)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:67.64(+0.9)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1190円
②ロンドン午後:1190円
③N.Y. : 1200円
※ニューヨーク為替引値(円)
131.31-131.33(0.48円高-0.51円高)
【3月20日:昨日の状況】
※国内銅建値1190円(3月16日より-40円)
《合衆国見聞録③》
※今回、米国で訪問させて頂いた金属製品メーカーの話
が今の米国を非常に象徴しているので紹介致します。
※このメーカー、本来、地元である北米・南米から原料
である非鉄金属地金を十分に調達できていて、長年の間、
特に大きな問題はなく、わざわざそれ以外の地域に原料
を求める必要などなかった。
※普通に考えて、非鉄金属地金などよほど特別なもので
ない限りは世界中どこにでもあり、わざわざそんな遠く
から原料を仕入れる必要がない(運賃がかかる)。
※ところが同社、コロナ禍の“巣篭もり需要“で2021年以
降、大量の製品注文が入ったそうです。アメリカではリ
モートで出社をしなくなった多くの人々が家で仕事がで
きるようリフォームを試みたそうです。
※さらにそこに2022年ロシアのウクライナ侵略戦争が追
い打ちをかけました。
ただでさえ多い需要に対して、更に供給が追いつかない
状態に陥ったのです。
需要>供給・・・・インフレーション
※誤解ないよう。商売上の話で言えば、メーカーにとっ
て、大変、ありがたいことです。
日本の現状を見れば分かりますね。メーカーがどんどん
値上げ出来る状態なのだから商売繁盛、万々歳です。
(ここらへんを日本のマスコミがミスリードするから間
違えます。インフレはメーカーの利益を押上げ、経済を
好転させます)
※問題は原料安定調達です。
①コロナ禍+②ロシアのウクライナ侵略戦争という、不
安定な世界情勢の中、同社は原料を安定的に調達する必
要に迫られたのです。
※そこで、長年地元である北米・南米から“だけ”供給を
受けていた原料調達ルートを、世界の様々な地域へと広
げたという話です。
※さて、今、アメリカで起こっているインフレ(需要増・
供給不足)は、将来日本で起こり得ることです。
今まで30年の間には考えられなかった事態が、今後のイ
ンフレ世界では起こり得ると想像しておく必要があると
思います。
※雑線(ヤード持込):【3月20日現在】
【1】ワイヤーハーネス:440円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):410円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):355円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位
以上