お客様各位
【3月28日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=131円49銭【7:31現在】
※N.Y.ダウ:32,432.08(+194.55)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8876.0(-51)
②午後売:8884.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.1045(+0.003)
④金:1952.4(-29.7)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:72.81(+3.55)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1220円
②ロンドン午後:1220円
③N.Y. : 1240円
※ニューヨーク為替引値(円)
131.54-131.57(0.02円高-0)
【3月27日:昨日の状況】
※国内銅建値1220円(3月22日より+30円)
《資源ナショナリズム》
※昨夜、行われたリサイクル環境推進部会(非鉄全連の
一つの部会です)でなされた議論中、大手問屋社長より
出された議題です。
※現在、日本では、銅スクラップが月間約2万トン輸入
され、3万トンが輸出されている(数字は概算。月によ
り変動も大きい。)
銅スクラップという範疇で考えれば、2万トンを全く輸
入せず、国内発生の銅を国内で全て使い、余った分だけ
を輸出すれば、こと足りることになります。
※但し各論では、特号(ピカ線)、上銅、一号銅は不足
気味であるのに対し(足元は別)、中国輸入禁止以降国
内加工が増えた雑線由来の雑ナゲットは、日本国内では
消化しきれない。
※つまり、銅スクラップでも、あるものは足りず、ある
ものは余る。
※当たり前の議論ですが、何でも商売の観点から価格が
高いところに売るのではなく、日本は日本の国益を考え、
銅スクラップの流通を考えるべきである。
※より具体的に言うと、中国に銅スクラップが輸出され
てしまい、その煽りで、日本のメーカーや問屋が原料調
達に苦労するのはおかしいという考えでした。
※問題はここからで、ではそれを誰がコントロールすれ
ば良いか?ということ。
メーカーも問屋も、まして国も、それぞれ自分の立場で
しか物を考えられないので、上手く連携する必要があり
ます。
まさに合成の誤謬(★注)。
※リサイクル環境推進部会では、こうした取り組みをし
ていこうと考えております。(個人的には、政治家や省
庁のトップ=経産大臣か環境大臣が旗振りをすべきだと
思います。)
ん?最後まで真面目
(★注)合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)
ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマ
クロの世界では、必ずしも意図しない結果が生じること
を指す経済学の用語。(ウィキペディア)
※雑線(ヤード持込):【3月27日現在】
【1】ワイヤーハーネス:440円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):410円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):355円前後
【4】雑線B :250-280円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位
以上