お客様各位
【3月29日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=151円43銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:39,807.37(+47.29)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8729.0(+33)
②午後売:-
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.0035(+0.011)
④金:2217.4(+26.8)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤83.17(+1.82)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1370円
②ロンドン午後:-
③N.Y.: 1390円
※ニューヨーク為替引値(円)
151.37-151.39(0.05円安-0.06円安)
【3月28日:昨日の状況】
※国内銅建値1370円 (3月26日より-20円)
《魔法はない》
※売り手市場である非鉄金属スクラップ業界で「営業する」
とは、つまり「仕入先を回り荷物を買うこと」であります
(一般的に営業とは仕入でなく販売のことを言うことが多い)。
もちろん、荷物をまとめて需要家様に買って頂く販売の作業も
営業ですが、どちらかと言われれば、重要になるのは仕入だと
考えています。
※その仕入営業をしていると「どうしてそんな価格が出るの
か?!」と思う場面に出くわします。仕入先A社に行って
ヤードで荷物を見ていたら、A社社長がその荷物を、すでに
競合他社に高値で契約を決めたあとで、しかも信じられない
ほどの高値であったりする。
※弊社も競合他社も全く同じ仕事をしているので、出来る
手立ては同じはずです。例えば雑線を買いそれを引き取り、
自社工場で雑ナゲットを作ってメーカーに売るという作業
工程は、どう考えても同じです。 しかも銅など非鉄金属
は国際マーケットで取引されているので、銅の価格も世界
中一緒です。
※つまり、弊社が500円/㎏でしか買えない荷物を、競合他
社が510円/㎏で買えるはずがないのです。
※ですが、国内で営業している同業他社、それも中華系の
会社が「なんでそんな高値を出せるのだ?」と思うほど、
高値を付けているケースがあります。
※例えば中国からの送金をマネーロンダリングに使う為、
理論上採算に合わない高値の価格でも荷物を買えるという
ような、なにか特殊な方法があるのではないか?と考えて
しまいます。陰謀論ですね。
※先日、お客様に、業界の大先輩の名言を教えて頂きまし
た。それは「(この業界に)魔法はない」ということ。
自分では信じられない価格(高値)に遭遇しても、結局長
い時間で見てみたらそのような採算の合わない高値は、絶
対に継続できないという意味です。
確かに、一度や二度はあり得ても、それが何か月も、何年
も続いたことは経験上ありません。
やっぱり魔法はないんですね。
※雑線(ヤード持込):【3月28日現在】
【1】ワイヤーハーネス:520円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):500円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):430円前後
【4】雑線B :330-360円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上